趣味は読書、個人的な体験、粗忽或いは空騒ぎ

昨日、仕事帰りにコインランドリーで洗濯して、雨の中を歩いて家に帰り、ポケットを探ったら鍵が無い。
上着もズボンもリュックの中もどこを探しても無い。
思い当たるのは、コインランドリーで鍵をリュックのポケットから、上着の右ポケットに移したのはおぼえていたので、今来た道をコインランドリーまで戻った。
コインランドリーの床、テーブル、出た前の道を探したが無い。
今度は、帰り道を、ペースを落として道に落ちていないか探しながら、再び家まで歩いた。
しかし、これは徒労に終わり結局見つからない。
家に入れないので、ともかくどこかで眠らなければならない。
とりあえず、荷物を全て持って、駅に向かった。
途中の違うコインランドリーで、洗濯物を乾燥し、隣の駅へ。
駅前のネットカフェに泊まって、後は、明るくなってからもう一度鍵を探し、それでも見つからなかったら、不動産屋に行こうと思っていたが、ネットカフェが身分証が無いと駄目なので、ネットで調べて、一番近いカプセルホテルを探し、電車で最寄り駅まで行き、なんとかチェクイン。
レジャーの宿泊では無いので、寛げない。
あまり眠れぬまま、今度は路線バスで家まで戻り、家の前から丁寧に探しながら、コインランドリーまで歩いた。
しかし、どこにも鍵は無い。
コインランドリーに着いて、前夜と同様床やテーブルを見て見つからず、ゴミ箱まで見てふと顔を上げたら、忘れ物を入れる洗濯籠が置いてある台の脇に、見覚えのある鍵が置いてある。
昨夜は、床やテーブルばかり見て、そこは見なかったのだ。
誰かが拾って、置いてくれたのに違いない。
昨日、戻って来た時には、既にそこにあったのだろう。
ともかく、鍵をポケットに入れ、少し買い物をして帰って来た。
全く、粗忽である。
しかし、一安心。