06：オモチャのはなし

オモチャについて。

大人のオモチャは結構持っています。
色々と。

初めてオモチャ、
というか、振動する何かを手にしたのは
小学校低学年のことでした。

私の家には空き部屋があって、
そこは元々お嫁にいった叔母さんが
暮らしていた部屋なのですが、
そこに、顔用のマッサージ器具
みたいなものがあったのです。

なぜ顔用だとわかるのかというと、
それが入っていた箱に
そんな感じのことが書いてあったからです。

直径３cmくらいの太さで、
先端が細くなっていて、
そこにシリコン？ゴム？でできた円錐状の
アタッチメント？を着けて
顔をマッサージするようなのですが。
ボディが二段に分かれていて、
下の方を回すと、ブルブルと振動するのです。

振動するのです。
大事なことなので２回言いました。

わたしはそれを発見してどうしたかというと、
皆様ご想像の通り、
スボンの中に突っ込みました。

最初はどうだったか覚えていませんが、
クリに当てると気持ちよくて、
度々こっそり使っていました。

部屋を整理したりリフォームしたりで、
いつの間にかなくなってしまいましたが、
それがわたしの最初のオモチャでした。

その次は、
親元を離れひとり暮らしをしてから。
オナニーは日々していたのですが、
オモチャには手が出せませんでした。

欲しかったのですが、
オモチャが売っているようなお店なんて
とても行けなかったし、
当時はまだガラケーで、
今のようにスマホで気軽に購入という
こともできなかったので。

そんな悶々とした
日々を送っていたのですが、
ある日、
行きつけのドラッグストアで
素晴らしいものを見つけたのです。
それが電動歯ブラシでございます。
これには大変お世話になりました。
ありがとうございました。

オモチャでオナニーしたいけど、
手に入れる方法がない。
あ…電動歯ブラシ…。
これなら買えるかも…
そう思って歯ブラシ売り場へ向かったのです。

しかし、電動歯ブラシは売っていても、
それがどのような動きをするかまでは
パッケージから判断できませんでした。
というのも、
昔家にあった電動歯ブラシが、
スイッチを入れると
ブラシの部分が
左右に首を振るタイプだったので。
今思えば、そんな風に動いたら
磨きづらいよなぁ。
作りもチープな感じだったし。

そんなわけで、
不安を抱きながら買いました。
３、４００円くらいだったかな。

そしてアパートに帰り、
電池を入れて、スイッチオン。
こ、これは…素晴らしい…！
単純にブーンと振動するもので、
まさにわたしが求めていたものでした。
強弱の調整ができない
ローターみたいなもんですね。
電動歯ブラシとしては
どうかと思いますが。

これもね、
最初使った時の記憶がほぼ無いのですが、
歯ブラシの裏面をクリに当てると
とても気持ちよくて。
何度も何度も使いました。

あのマッサージ器と同じような感じで、
指で頑張ってクリをこすらなくても、
簡単に気持ちよくなれる。
ひとり暮らしバンザイ。

友人が遊びに来るとなると、
厳重にタンスの奥に隠したりして。
誰もそんなの探さないのにね。
若かったあの頃。

そんなことより彼氏の１人でも
作ればよかったのに。
なんで女子大なんかに入ってしまったのか。
楽しかったけどさ！女子大！



続きます。