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3th Plaza Hotel Part 10 互いの性器から口を

2020年06月28日 23:51

3th Plaza Hotel Part 10  互いの性器から口を

互いの性器から口を離しては
淫語をささやきあい
それがまた新たな刺激となって
行為の濃度を増す。

突き出しペニスを吸う音と
ぐっしょりと濡らした花びらをしゃぶる音が
通奏低音のように交錯してロンドとなり
たまらず高まっての淫語となる
アリアを引き立てる。
果てしないフェラチオ
クンニリングスの交歓。
上下が入れ替わってもなお
互いに性器を求めて吸いあう
執拗な口唇性交
本当は一刻もはやく性器をつなぎあって
男は白濁を注ぎ込み、
女は子宮を突かれることを望むのだが
逆に快感をなるべく長く持続したくて
挿入を先送りしようとする…

こんな矛盾した感情のせめぎあいが
ずきずきするような快感を呼んでいる。
「いいの。やっぱりいいの。」
「あなたとしてよかったのよお。」
「ねえ、乱交のときと今とどっちがいい?」
普通のセックスの会話からはかなり逸脱しているが
問いかけは真剣だった。
危険。
このままでいくと疑似恋愛から
女の方が一歩踏み込んでくるかもしれない。
だから
その問いに答えずに
そして
このOLとも次はないな、と思いながら
舌をさらに奥に突っ込み
振動を続けるローターを深く送り込む。
同時に吸い舐める舌のストロークを大きくする。
「ね。ね。ね。また。また。」
「やだ、そのベロ。やだああ。」
全身を痙攣させてわめいたときは
女が上だったから、
かなりの量の愛液が口の中に流れ込んできた。
達しながらもそれを意識したらしく
「飲んで。飲んで。お汁飲んでええ。」
そう叫ぶとローター
ずるりと飛び出してしまう。
それにはかまわずペニスの上に覆いかぶさって
のどに達するくらいに呑み込んだ。
咽頭に触れたときのかすかな違和感
快感の波となって襲いかかってくる。
なおこらえて口唇性交を続けるが
すでに双方汗まみれになってしまった。
荒い息を整えながら浴室に向かう。
その間も双方の手は
互いの性器をまさぐりあっていた。

そして…湯を張る間、
洗面所の鏡の前でまた痴態を見せ合うように
行為が始まってしまう。
後ろから抱きしめ
手を前に回して
性器を割って指を突っ込む姿。
首をひねらせて顔中を
べろべろと舐めまわす姿。
片手を上げさせて
脇の下に舌を這わせる姿。
背中の片側から佇立した
ペニスをのぞかせてしごくことを強いる姿。
腰を落とさせて大きく桃色の口を
開かせ愛液を床に垂らす姿。

明るい照明のもとでこれでもかと言うように
エロティックな姿を演出して鑑賞し合う。
「やだ。やだ。すけべ。丸見えだよう。」
そういうと逃げるように浴室に転がり込んだ。
いまさら恥ずかしいわけではない。
行為を中止しないと
そのまましゃがみこんで
アクメに達してしまうのが
もったいなかったからに違いない。
そのくらい、このOLの欲望は熾烈だった。

浴室では始めはおとなしかった。
やさしく体を軽く流し合う程度。
欲望が停止したのではなくて、
次への期待に一歩ひいただけ
だったのかもしれない。
だから二人して湯船に身を沈めたときは
やはり求めあいが始まってしまっていた。

男は向かい合っている
女の股を大きく開かせて
その両足を湯船の縁に上げて
性器を水面上にさらすようにリクエストする。
「やだあ。こんな格好。」そう言いながらも
もっと見えるように開脚の度合いを高めてきた。
浮力の助けをもらいながら
腰の下に回した手を持ち上げて
大きく開いた性器を見つめ
湯に濡れてまつわりつく
アンダーヘアごとむしゃぶりつく
口中に少し流れ込む湯は
かすかに愛液の味がした。
「なに、これ。お湯が。お湯が。スケベ。」
限界まで脚を広げているから
さざなみのように押し寄せるぬるい湯が
ことさら性器を刺激するようだった。

女は向かい合っている男の腰を浮かして
性器だけを水面に突き出すことをせがむ。
女の乳房に両足を押し付けて支えにすると
簡単に佇立したペニスが浮上する。
えも言われぬ微笑をたたえると
待ちかねたようにガブリと
呑み込み激しく舌を使い出す。
根元もさることながら
先端の小さな割れ目も攻撃対象になった。
ちょろちょろと舌を這わせると
「このちんぼこほしいよお。」
「あとでいっぱい突っ込んでね。」
「ね。まんこに出してほしいの。」
ぬるい湯と唾液が交じり合って
刺激が途切れなく続いている。

のぼせる前にたちあがった。
そのまま後ろから挿入した。
十分にうるおっているから
ずるずると簡単にはいってしまう。
「うわあ。お風呂で立って…」
「いいよおお。いいよおお。」
「後ろからがいい。いい。」
そういうとフラダンスのように腰をふり
ペニスをさらに奥へと誘いこもうとする。
だが、もとよりここで放つつもりはない。
男にとっては何度もない至福のときは
なるべく後にしたいからだ。
性器をつないだまま湯船からあがり
ささやかな不満のためいきを聞きながら
ペニスも抜き去ってしまい
替りに背後から中指と薬指を送り込む。
激しく動かす。
浴室の中だった。
立ったまま
男の手を呑み込んでかきまわされるまま、
放尿させようとした。

お漏らしして」
うしろから抱きしめ
耳元でささやく。

(続く)

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