清純でもない・・私・・・

昨日の続きです



え？・・・
中学ん時は、おとなしい感じだったっしょ。
そうだね・・
この間さ、ビックリしたんだよね
みーこさぁ、態度があんまり女女しててさ・・・
俺も、あんなふうに怒鳴るつもりは無かったんだけど・・
声でかくなっちゃって・・わりいなぁ・・

どうやら、なおも
この間の事を気にしてたようです

あ～よかった・・、なおは私のこと
そんなに怒ってるわけじゃない・・・

でも・・・
女女してるって、どんなだ？？・・
なおの様子にほっとしながらも
私はまた別のことを考え始めていました

なお・・あのね・・
私は、背が高くなったなおの、胸の辺りに視線を置いて話し始める

あたし、チョット前まで付き合ってた人がいてね
・・別れちゃったんだけど
そんで・・寂しくって
だから・・・この間は
なおが言ったとおり

視線はそのまま、私はなおの方にまっすぐ近づく・・

あたし・・・なおの事誘ってた・・・
あんなふうに言われて
図星だったから、かなりグサッときちゃったけど
だから悪いなんて思わないで・・

私は顔をあげ、なおの目をじぃっと見つめました
なおは咄嗟に目線を外す
私の変化に気付いたなおは、戸惑った顔をして

だって・・・みーこは友達だし・・
う・・ん・・・
私はうつむき、彼のジャケットのボタンに触れ
うん、でも・・大丈夫・・・・
俯いた頭を、そのままなおの胸元にもたれかけさせました



大丈夫・・・
いったい何が大丈夫なのか意味不明ですけど
この言葉は
なおの心にこだわっているものを溶かす
魔法になったようです

おとなしくも無い・・・
清純でもない・・私・・・

なおの手は私の肩と頭を
そっと抱いてくれていました。
覗き込むように顔をあげると
なおの顔は
同級生から男の顔に変わっていました・・

みーこ・・
彼はそっと唇をかさねてきました