- 名前
- 甲賀ダナ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 島根
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
ケアマネさんからの一言
2019年09月05日 21:08
私は病の症状の関係で2週間に1度、
1時間ほどヘルパーさんに来て頂いております。
また3ヶ月に1度くらいの頻度で、
現状確認にケアマネさんがいらっしゃいます。
今年の春頃でございましたか、
ヘルパーさんと一緒にいらしたケアマネさんから問われました。
「どうしてご主人と結婚なさったんですか?」
私は腕組みを致しまして考え込みました。
この20数年を振り返りますと主人を支えては参りましたが、
主人から支えてもらった記憶はございません。
さて、私はどうして主人と結婚したのでしょう?
「あ、すみません。答えなくて大丈夫ですよ」
ケアマネさんは私の姿をご覧になり慌ててしまわれたご様子。
「いえ、構いませんよ。
そうですねぇ、何故なんでしょう?
会社が安定していた頃は優しかったからですかね?」
私の内面を気遣ってくれた事はございませんでしたが(笑)
「会社が不安定になってきてからは不安定で不機嫌でしたけど」
ころころと笑いますと、ケアマネさんもヘルパーさんも苦笑い。
「気が弱いんでしょうね。私はピンチの時ほど冷静に考える質ですが(笑)」
そう、彼の優しさは我が身が安全な時だけのものなのでした。
私が自我を保っていられるか自信を失うくらいに苦しんでいる時、
可能な限り私から距離を遠くに置いていった彼でございます。
自分の足元に不穏が忍び寄りますと途端に揺らぐ性格だと知っていれば、
私は結婚せず今も独り身で、その代わり活き活きと生きておりましたでしょう。
何しろモテ期のない身でございますからね(笑)
お二人とも、なるほどと何度も頷いていらっしゃいました。
自分の中でも、そういう事だったのだとはっきりと自覚したのでございました。
ケアマネさんから聞かれなければ改めて考えなかっただろうと思うのです。
人生は、ほんの爪の先ほどの小さな歯車が動く事で、
次々と大きな歯車へと波及し大きく変わって行くものでございます。
思えば、あの一言から私は変わり始めたのでございましょう。
波に飲まれ翻弄されるばかりの私にもたらされた言葉が、
今歩くこの道へと導いてくれたのです。
天は、私を見捨て賜わず。
ケアマネさんの口を借りて道を示したもうたり。
我がゆくは我が道。
それは希望の明日へと続いていくのだと信じます。
このウラログへのコメント
こんばんは。何があっても自分の道は、しっかり見据えて進んで行きましょう。
どうしてなんでしょうね.......
僕もうまく答えられません
ここでの出会いが
歯車を大きく動かしていくかもしれませんね
> まじめさん
コメントありがとうございます(^-^)
暫く迷走してきましたが、目標がはっきりした今、
自分が決めた道を進んでいきます(p`・ω・´q)
> MAMETTIさん
コメントありがとうございます^^
ここで出会えた、私の背中を押して下さる皆様の温かいお気持ち、
本当に有り難く、勇気づけられています。
コメントを書く