自己紹介にブランド力って必要？

おはよう! ＼(^O^)/
相席居酒屋ってのは
入ったことがないが
普通の居酒屋も相席
するだろうに出会い
に特化しているって
理解でよゐのかな？



先ずは自己紹介なんだろうけど、生まれとか育ちってどうゆう風に話します？






関西人の男に、吐き捨てるように云われた。

「アンタ、東京だってな。ホンマかい、ソレ？
江戸っ子なんて、ロクなもんやない」

えらい憤慨している。



私は、東京生まれの東京育ちだが、江戸っ子ではない。

江戸っ子というのは、三代続けて神田明神で産湯を浸かるってのが本来で、拡大解釈しても下町全域。

私は、今でこそ下町に住んでいる。
住んではいるが、生まれも育ちも下町ではないので、江戸っ子ではなく、“山の手”の“の手”を取って《のてっ子》となる。



「拡大解釈？ ソレや、ソレ！
江戸っ子なんて、ニセモンばっかやん」

関西クン、私の説明をロクに聞かずに、言葉尻に喰い付いてきた。



何でも、下町のスナックで飲んだ時に、たまたまそこに居合わせた客が、自分が江戸っ子であることを自慢していたらしく、彼が問い詰めてみたら地方出身者だったそうだ。

「東京に、5年住んでいるから、俺は“江戸っ子”やって、ナンや、ソレ？！
東京に居る江戸っ子なんて、自称江戸っ子ばっかやろ？」

余程腹に据えかねたのか、大層なご立腹だ。



まぁ、彼は元々かなり尖っており、口調もきつめ。

彼はよく「ドアホ！」と連呼するので、「アホ」は東京の人間にはきついから止めてくれないかと頼んだことがある。

ムキになるかと思いきや、真面目な顔で、「バカ」は西の人間にはきついから、「アホ」止めるから「バカ」止めてくれ、と。

お互い、大した意味もなく使っていたが、それはお国柄で、相手には結構なダメージを与えていた訳だ。



まぁ、それはともかく、私に対して喧嘩を売っている訳ではないのは分かっている。自称(にわか)◯◯ってのは、確かにいるしね。






“湘南ボーイ”を自称するキザな青年を知っているが、彼も地方出身者。

彼の湘南通いは大学生の時からで10年以上だが、勿論、たまに泳ぎに来ていただけで、湘南に住むようになったのは、3年前からだ。

中国の人が、「日本にも湘南があるのね」と云ったら、吹き出していた彼だ。

「湘南海岸こそ湘南」と彼は思っているのだろうが、元々は海岸線が中国・湖南省の湘江ほとりに似ていることから「湘南」の名を持って来ている。

その時はすぐに話題が変わったので、事なきを得たが、物を知らないのは、実は彼の方だった訳だ。



ただ、(湘南愛)の大きさは膨大で、彼なんかも、それこそ相席居酒屋なんかでは、“湘南っ子”アピールをしそうだなあ (笑)













どこか有名な土地に憧れる気持ちは分からなくはないけどねえ。






例えば六本木なんて「ヒルズ族」って持て囃されているけど、昔からの地元の人は昔ながらの旧い地名を使っていたりする。

お洒落でも何でもない垢抜けない古臭い名前ばっかりよ、ホント。
だけど、土着の地元民にとっては、何よりもの愛着がそこにある。





















何か理由があって隠すことはあるかも知れないが、そうではなくて、だだ単に地名のブランド力に頼るのはねえ、関西クンみたいに糾弾こそしないけど、私もそれは頂けない。









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