猫のよーな仕種は魅力♪ ・脱線の雑学が長文(^^;)

おはよー(^O^)
女性に魅力を
感じる仕種は
猫っぽさかな



猫は女性によく例えられ、女性は猫の魔性を生まれながらに内面に秘めているよーな気がする。



















ところで、猫の尻尾ってよく見る？

尾が曲がっている猫、近くにいる？



“尾が曲がる”とは、まるで途中で切れてしまっているかの見える、先が丸くて固くてこぶ状になっている、或いは本当に曲がっている、要は長くて真っ直ぐな尾以外は、尾曲がり猫だ。

切れているように見えても、骨がいびつに曲がっているだけ。
切れてはいないそうだ。



英語で kinky tail と呼ばれる、本来は、アジアの一部だけにいる猫。

アメリカ産の、ジャパニーズ・ボブテイルって品種は、この尾曲がり猫が原種だ。



貴女が、福井や滋賀や京都、奈良にお住まいだと、あんまり馴染みがないかも知れない。

だが、長崎だとか鹿児島、宮崎等にお住まいの方には、猫と云ったら尾曲がり猫のことを指すだろう。



実は、尾曲がり猫の全国の分布を、十数年かけて調べた先生がいる。

大雑把に云うと、尾曲がり猫って内陸部には少なく、海岸部に多い。



【尾曲がり率】

01長崎―――79．0%
02鹿児島――73．9%
03宮崎――――62．7%
04熊本――――62．5%
05茨城――――61．4%
06佐賀と福岡―60．2%
08千葉――――58．2%
09山口――――54．7%
10埼玉――――54．2%
11群馬――――53．3%
12静岡――――53．2%
13東京――――52．4%
14栃木――――51．0%
15愛媛――――50．4%
16高知――――50．0%
17大分――――49．4%
18大阪――――49．1%
19広島――――49．0%
20和歌山―――47．8%
21北海道―――43．1%
22徳島――――42．5%
23愛知――――41．3%
24青森――――41．1%
25神奈川―――41．0%
26石川――――40．8%
27鳥取――――39．7%
28新潟――――37．8%
29岡山――――37．3%
30宮城――――37．1%
31秋田――――35．9%
32香川――――35．1%
33島根と三重―34．5%
35岩手――――33．3%
36 岐阜――――29．1%
37山形――――29．0%
38山梨――――28．9%
39兵庫――――27．8%
40福島――――27．6%
41富山――――24．0%
42沖縄――――23．3%
43長野――――21．7%
44奈良――――20．9%
45京都――――15．6%
46滋賀――――11．8%
47福井――――6．5%


『在来家畜研究会報告』(1990年)
13号51～115頁
「日本猫の毛色などの形質に見られる遺伝的多型」
(野澤謙、並河鷹夫、川本芳)ヨリ



んで、この先生方、尾曲がり猫は、貿易船のネズミ対策や難民の家族の一員として、暖流に乗り、南方からやって来たと考えた。

当然、海外調査も何度も行いつつ、インドネシア方面にあたりをつけた。



【尾曲がり率】

インドネシア全体――59．5%
(日本全国平均―41．7%)

スマトラ島ランプン州―86．4%
スンバワ島――――84．5%
ロンボク島――――81．7%
バリ島―――――47．8%

※マラッカ海峡を越えても
西マレーシア――――46．9%



そして、インドシナから中国にかけて徐々に減り、中国北部や南アジアで、ほぼ皆無となるようだ。

バングラデシュ ――177匹中 1匹
スリランカ―――――293匹中 1匹










因みに猫そのものは、6世紀の仏教伝来の時に仏典をネズミの被害から守るお目付け役としての渡来。

一般的に猫が飼われ始めるのは、更にもっともっとずっと後の話。

古事記や、日本書紀、万葉集にも、当然、猫は出てこない。

猫の活躍本は、枕草子や源氏物語まで待たなきゃってことですね。