- 名前
- 詩織
- 性別
- ♀
- 年齢
- 52歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 特になし
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灰色の壁を見ている。
2007年03月17日 13:20
呆けた視線で荒い呼吸を繰り返している。
唾液で光るペニスをティッシュでぬぐってから、頬を合わせていく。
赤い舌を出して、ぺろりと汗ばんだ頬を舐めてやると、白かったあなたの頬に赤みが差してくる。
携帯電話のアラームが何の前触れもなしに鳴り始め、わたしの体は小刻みに震え上がっていく。
思わずしがみついていた。
細い体からは汗のにおいが漂ってくる。
「いけないよ、もう帰らないと」
そんな一言に、しがみついたまま、激しく被りを降振る。
「いけないよ。待っている人のところに帰らないと」
涙が浮かんでくる。
乾いた唇にもう一度くしゃぶりついた。
何度も舌を吸う。
熱くてとかされてしまいそうだ。
何故、この人一人のものにわたしはなれないのだろう。
何故、わたしには家族を持ってしまったのだろう。
付しくれた指が、涙を拭っていく。
「愛してるよ」
抱きしめていた。
何度抱きしめても、開いてしまった心の隙間は埋まっていかない。
もどかしさだけが、わたしの心にすくっていく。
このウラログへのコメント
新連載スタートかな?♪
これからもウラの詩織さんを楽しみにしてます^^
さっそく来てくれてありがとう
僕はとうとう離婚
仕事場も東京に変わりました
ログで判りますよね
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