【お題日記】読書の話（１）

Sとしての矜持も、
Mとしての心構えも、

繰り返しの日常の中にあるのかな。

毎日、会う訳じゃないから、前回出来なかったことの反復をして、
出来たことは、更に磨きをかけて行う。そして、成果を見て貰う。
ストイックに自分に課して、日々、研鑽する。
真面目に、苦行の末に得られる悦びを獲得するため臨む姿は、
修行僧の求道姿と重なって、興味深い。法悦に至るプロセスは一緒なのだと。
人間のこだわりは、聖俗関係ないんだと、面白い。

読んだのは「メタモルフォシス」著：羽田圭介
芥川作家となった彼の、数年前にノミネートされた作品。
彼曰く「メタモルフォシス」も「スクラップアンドビルド」も、本質は同じらしい。
私はまだ、芥川賞を取った方は未読なため、計り知れぬが、
「SM」と「介護」というどっちがとっつき易く、想像し共感できたか。
多分、些細な違いなんだろうなと予測はできる。


SMの認知度は高く、ソフトなものだと大方が挑戦したり、憧れたりする。
そういう意味では、もうノーマルなのかもしれない。
認知度の高さや、愛好家が増えれば、アブノーマルであったものがノーマルへと移行する。
それでも、愛好家が一定数あっても、万人に受け入れられずにいれば、アブノーマル。
私は、境界線は曖昧だと思うので、線引きはしない。
生殖行為でのセックス以外は、ある種すべてアブノーマルだと思っている節すらある。
だから、色々とその枠だけに収まらない、文化的嗜好のアブノーマルさは、
受容できるか否か、好きか嫌いか。面白いか面白くないか。だと私は思っている。
なので、突飛な性癖は、あるかもしれないし、ないかもしれない。
どれが該当して、どれがそうではないのかも判断できません。

例えば、泡まみれやローションまみれにしたい。出来れば着衣付きで。
この場合、普通の服だと、後処理が面倒なので、安価なTシャツと短パンとかでも構いません。
実現が可能な範囲が、泡やローションですが、ウナギとか生クリームとかはちみつとか。
ヌルヌル、ベトベトしたものならどれも試してみたい。それがゲテモノ類ならば、尚いい。
でも実現不可能でしょ。二次元でのスライムとか触手とかいいですね（笑）
強要はしませんけどね。あくまで一緒に楽しめないのであれば、興ざめですから。

そうそう、SMで付き物の緊縛。
軽く、手首とか縛るくらいは、お遊びな感じで楽しめます。目隠しもいいですね。
でも本格的に、縛るとなると……
女性より男性を縛りたいんですよね。
それもそこそこ筋肉ある男性を縛りたい。
筋力というひとつの「力」を封じることでどうなるのかは興味があります。
あと縛るなら、Sの人がいいな。普段、そんなことされたことない人。
自由を奪われても屈せず、耐えてる姿が見たい(笑）で、そんな人を落としたい(笑）
でも、そんな知り合いはいないのでもっぱら妄想のみです。
女性は昔、教わりながらですが縛ったことはあります(もう覚えていないが）
普通に、綺麗だなって印象。柔肌に跡をつけないように縛るって、テクニックいるなって。
思うし、適当にしたらうっ血して危ないですから。
なんちゃってで充分です。ちょっとした刺激が欲しいなら。

まあ、命に危険が生じないのであれば、何を言われても引きはしません。
それを、一緒にできるか、受容できるかはお互い、要相談です。