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催眠術とオーガズム

2015年09月21日 16:41

カウンセリングの仕事をしていたことがあるというのを前に書きました。


その時に、催眠術を使っての療法も行っていました。

主に、その人の問題を引き起こしている原因を、無意識の中に降りていって探り、直視できるようにするというものでした。

その人の歪みの原因というのは、案外本人にも分からないもので、分からないからこそ、歪みとなって現れているのだと思います。

よく人に、催眠術ができると、いろいろセックスに役立つんじゃないかと訊かれます。

例えば、いいなと思った女の子催眠術で好きにさせたり、好きにさせた後は、「君はマゾになる」とか好きなように操れるというのだ。そんな夢のようなことができれば、世の中の男子はみんな催眠術をやり始めるはずだ。


催眠術がかかるには、まずかける相手とかける側の信頼関係が成立していないとありえない。
それに、意識が消えるわけではないので生命に関わったりするような命令に対しては、従うようなことはない。気持ちいいから一時的に精神の主導権を委ねているだけなのだ。

しかし、この信頼(ラポール)が形成されていれば、実は、オーガズムには簡単に導くことができる。

催眠の状態とオーガズムの状態とは脳波の状態が似ているのである。身を委ねたいという指示待ちの状態を作り出し、相手の、意識を鈍らせると催眠同様に、オーガズムにリードすることができるのだ。


言葉と刺激を使うという点では、セックス催眠術となんら変わらないかもしれない。

それは催眠術を習うべきというのではなく、セックスの上手な人は、おそらく、催眠術でやっていることと同じ事をセックスの最中に行い女性オーガズムへとうまく導いているのではないということだ。

そして、催眠の深い状態の気持ち良さは、男性なのでオーガズムを体験したことはないが、解放され、リラックスした、えも言われぬ心地よいものです。

あまり、催眠術ができるということを人には言わないが、誰かに「気持ち良いから一度、かかってみなよ」と言っても、普段のエロい言動からきっと良からぬ催眠エロいことをさせられるに違いないと断られてしまう悲しさ。

色々と誤解なんだけどなぁ…。

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