- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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12th Shin Yokohama Part 5
2015年04月30日 16:03
「私が狂うとこ見るの好きだったでしょ。」
「私も乱れるの見てもらうの好きだった。」
「だから見てもらいたいの。どう?見てくれる?」
「見るよ。じっくりと見せてくれ。」
女は言葉の中に「最後に」と言うのを飲み込んだ。
打算からかも知れない。
男も言葉の中に「最後に」と言うのを飲み込んだ。
未練からかもしれない。
だが、もちろん別れを思いとどませる資格はない。
友情は感じても愛情は感じない。
ばかりか、束縛のないのを良いことに
おもてに出て行っては野合を繰り返し
それがうまくいかなければ
欲望のはけ口のように身体を押しつける。
女性に優しいフリをしながら実は究極の酷薄さを
どこかで感じ取っていたのだろう。
だから、「最後の」妖しい行為の露出は
精一杯の復讐なのかもしれない。
それは充分にわかっていたが、
強い好奇心と期待があったのも事実だった。
女同士が熟した肢体をどう絡めあい
二匹の白蛇のようにくねりあいながら
濡れた性器をこすりあって
どのように違う種類の高まりを迎えるのか、
を見てみたかった。
その種の映像や写真は何度か見ているが
現実の姿を見るのはもちろん初めてだ。
「由香さん、あなたにだけは見せつけたいって。」
意味深な言葉を吐きながら
ドアを開けると、いつもと全く変わらないしぐさで
唇を押し付け、強く吸うと
「じゃ、電話するね。」
と言い残して車から降りていった。
その、奇妙な形での密会場所は都内のホテル。
奇しくも、以前、別の女性と野外での恥戯にふけり
その行為を覗いていたレストランの女性とも
激しく身体を交し合ったお濠端の公園…
その向かいにあるホテルは
通好みの静けさが売り物だった。
さりげなくフロントを抜けて重厚なドアをノックする。
静かにドアが開くと女がたたずんでいた。
原色の妖しい下着姿だろうと思ったのは
男の勝手な妄想だった。
ブラウスにタイトスカートという
ごく普通のスタイル。
ただ、胸元が少し開き気味なのと
口紅が乱れているのが気になった。
「入って。待ってた。」
後ろ手にドアを閉めたとたんに
鋭い視線が突き刺さってくる。
「由香さんよ。本当は成田であってるはずよ。」
確かにレストランで見かけているはずだが、記憶にはなかった。
そう、そのときこの女性は中年の男と密会していた。
男はおぼろげに覚えていたが
そのときは後姿しか見かけていない
それにしても、ゾクッとするような妖しさをたたえている。
熟れた女の濃厚なフェロモンが香り立っているのだ。
年とともに太ってはいないものの豊満さを増し、
そのぶん見るからに淫らになっていった
こちらの女とは違って
スレンダーでやや筋肉質。
そのくせにあくまで“女”だった。
「ねえ。そこに座って。全部見てね。」
由香と名のるその女は一言も話さない。
相変わらず挑むような視線を投げてくる。
明らかにこちらを恋敵として意識し、
排除するために
濃厚な、
だがゆがんだ
だが妖しく
だが美しい
性行為をみせつけようとしているのだ。
タクトが振り下ろされ交響曲が始まる瞬間を
待ち望むと同じような気分で、
ベッドからやや離れた窓際に置かれたソファに
ゆっくりと座る。
窓にはカーテンが下ろされ
昼下がりなのに陽は入らない。
お壕の緑がきれいなのに…
開ければもっと興奮するだろうに…
などととりとめもない思いが走るが
「最後は傍観者」にならなくてはならないのだ。
こちらに向かい合う形で二人が並んでベッドに座る。
次の瞬間には由香の舌が、女の左耳に差し込まれていた。
そのまま、べろべろと耳たぶと耳の穴を舐めながら
やや切迫したかすれ声で
「あなたの男だったんでしょ。見せちゃおうね全部。」
「狂うところ見せちゃおうね。いっぱい狂わせるから。」
とささやく。
「狂わせて。何度も。何度も。」
こちらの女は早くもあえぎだしている。
由香は女の髪の毛をひっぱるようにして
つかんだかと思うと
顔を上に向かせる。
そのままくちびるを奪うかと思ったのだが、違った。
唇を重ねる前に、上向きになるがゆえに突き出された
男とは違って、はるかに美しい曲線を描く
喉仏を吸いだしたのだ。
まるで吸血鬼のようだった。
強く吸い、
ルージュを塗りたくり、
そして甘咬みしている。
女はそれだけで感じ出しているのか、深いため息につれて
脚が開かれタイトスカートがずり上がって
太ももがせり出してきている。
こちらの反応を確かめるかのような由香の視線が
ますます絡みつくようになり、
その眼の力だけで興奮が湧き上がってくる。
ねっとりと喉仏を責めながら、
いつのまにか由香の手は
女のブラウスのボタンをはずし
やや大きめの乳房の下部を
かろうじて支えているような
露出度の高いブラをさらけ出した。
オレンジのストライプのブラウスで
目だたなかったのだが
ブラの色は鮮やかなオレンジ。
そしてスカートの下から覗きだし
ガーター越しに見える
極小のパンティも同色だった。
そこまで演出するのかと思った。
偶然にしてはできすぎている。
立ったまま背後から激しく身体をつなぎ
湾岸の道路端で「おまんこ」と連呼させたとき
この女はオレンジのブラとTバックをつけていた。
行為の跡、その濡れたTバックを
ポケットに入れてしまったことで
はっきりと覚えているのだ。
何度かベッドでの笑い話しにしたので
女も細部まで記憶しているはずだった。
だからわざわざ、オレンジをつけてきている。
由香の知らないところでの
決別状のつもりなのかもしれない。
喉仏への責めは
ディープキスに変わっていた。
キスそのものは男女の間のそれと変わりはないのだが
濃いめのルージュを引いた
唇どうしが重なると異常な凄みがある。
そして唾液の吸いあい。
唇を重ねてのそれだけではなく
上向けにして開けられた互いの口に
かなり高い位置から
ためた唾液をぼとりと落としこみ、飲みあう。
ねっとりと糸を引きながら垂れてゆく唾液。
飲み込むときにうごめく喉の動き。
みだれだしたブラウスから
突き出した四つの乳房。
由香はどぎつい紫のブラに
ガーターと同色のTバック。
女は原色のオレンジ。
二人のタイトスカートは完全にめくりあがって、
覗いている二人のパンティには
早くもシミが滲み出している。
時間をかけての行為はまだ始まったばかり。
それでもすべてが
極度にエロティックな光景だった。
この口技だけで二人は達しだしていた。
「いいよお。いいよお。」
「由香。もっと。もっと。」
二人の動きが加速する。
息遣いがあらあらしくなり
キスの仕方が乱暴なそれに変わる。
そしてあわただしく互いの着衣をはぎだす。
まず、
女が自分のブラウスを脱ぎ、
ブラを取り去ると
由香の半開きの口に乳首を突っ込む。
同時に
由香の薄いブルーのブラウスを剥ぎ取ると
ねじるようにようにして
由香の乳房を絞り上げる。
「い、痛い。」
「やめる?」
「いや、もっとねじって。」
「由香。ねじるともっと濡れるよ。」
「どこが?」
「お・ま・ん・こ。由香のおいしいおまんこ。」
この恥語に反応するかのように
由香はスカートを脱ぐ。
当時、流行り出した白のストッキングと
それを吊るガーター、
そして紫のショーツは
後で脱がしあうのだろう
当然つけたままだった。
いつ脱いだのか
女の方も同じような形になっている。
確かさっきは女がリードしていたのに
いまは由香が逆に女を責め立てている。
「男の代わりじゃないの。女どうしで乱れるの。」
と言っていたのが、ようやく具体的な形になってきた。
タチだのネコだのというのは
所詮男との代償行為にすぎないのかもしれない
と思い知らされた。
むき出しになり尖った乳首を
いれかわりたちかわり二人の唇が這いあう。
延々と続くその行為に、変化をつけるように
唇を重ねあい、
唾液を流し込みあい
ピアスが輝く耳朶を吸いあい
髪の毛をくわえては引っ張り合い
まぶたの上にも舌を這わせあう。
まだ上半身だけの行為で
互いに下半身には手を這わすことすらしていないのに
二人の太ももの内側には早くも雫が伝わってきている。
その濡れた感触に感じたのだろうか
ほぼ二人同時に身体をふるわせる。
「太もも垂れてきてる。」
「私も。すごくたれてる。おまんこから。」
「ねえ由香。すごいよ。もう来てるよお。」
「私も。私も。ねえ、イっていい。」
「いいよ。イッて。イって。一緒に。」
下半身が震えて、
二人の下着に同時にシミが広がるのが見て取れた。
ひしと抱き合い、唇を吸いあいながら
快感を貪欲に全身で味わっている。
「うわあ。いいわ。いいわ。」
「すごいいい。たまらない。」
達していた。明らかに。
二人、同時に悶え狂っていた。
だが、休むことすらしないで、次の頂に向かいだす。
妖しいショウはまだほんの糸口にすぎなかった。
(続く)
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