- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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7th Fukuoka Part 15
2015年01月24日 02:53
離婚を決意し、実行し、その反動からか
性の悦楽へとのめりこんでいった。
まるで急角度の放物線を描くように
変態じみたセックスへと傾斜した。
挙句が、より深い快楽を求めての
白昼全裸での露出性交だった。
だが、嵐のようなクライマックスが過ぎると
「普通の」静かなセックスが
ひどく新鮮に思えるようになった。
格別、過激なことをしなくても
静かに身体をつなぐだけで
深い快感が漣のように
ひろがってくるのがわかるのだ。
これから先の逢瀬は
時に狂ったように激しく
時にあくまで静かに
の、組み合わせになってゆくのだろう。
まるで、それは快楽の変奏曲。
ペニスと秘部が呼応し
アレグロとアンダンテが交錯する
卑猥な組曲だ。
そして福岡での演奏は松林を通り抜け
クレッシェンドで非常階段に駆け上がり
一転して静かな
だがエロチックな楽章へと進んだ。
そして、いよいよフィナーレ
終曲を迎える。
二人で泊まるときは
ツインベッドに別れて寝るのが常だったが
最後の夜は行為が終わったあとも
そのままの形をとった。
若い時の体力はもはや無いから、
挿入したままで再度
というのはとても無理だ。
それでも女性器は
小さくなったペニスを、
まだ奥に引きずり込もうと
くわえこんでくる。
その蠕動運動を感じながら
眠りに落ちてゆく。
ときどき、眼を覚ましては
キスを交わしあい
また眠ることを繰り返す。
2時間おきぐらいに
これを繰り返しているうちに空が白みだす。
そしてようやく
ペニスに硬度が戻ってくる。
荒々しさを増したくちづけから
それと察したのか、
女も眼を覚ましてしまう。
娼婦のようににたりと卑猥に微笑むと
べろりと舌なめずりして
フェラチオを開始しだした。
静かな中にも
わずかに高まるフィナーレの主旋律。
ようやくいきり立ったペニスを
温かい口唇に強く押しつけながら
さっきこちらの白濁をたっぷり呑み込んだ
性器にむしゃぶりつく。
「もっと、なめて。」
そうささやきながら
両方の足を極限にまで広げてしまう。
ワギナの周りに
唾液で濡れた舌を這わせる。
吸う。
舐めあげる。
決して大きくないのだが、
ひどく敏感な
ピンクのクリトリスを甘くかむ。
たちまち噴出してくる
かすかにメスのにおいを湛えた愛液を
「じゅるじゅる。」
とわざと大きな音をたててすする。
体が硬直し
痙攣しかかり
登りつめかかるが
必死にこらえて
ペニスをしゃぶる速度と力を
増加させる。
「ああ。」
「ふう。」
互いに深いため息をつきながら
このねっとりとした舐めあいを
やめようとしない。
福岡での一連の狂気の性交が
もう終わるということが
わかっているからだ。
イく寸前で動きを止めて
こらえることを繰り返しながら
執拗に舐めあいを続け
強烈なカタルシスへと登ろうとする。
ドレッサーに映る痴態を
見つめあいながら、
わざと舐めあう部分を見て取れるように
体を変えながら
ベッドボードでライトを操作して
照明を明るくしながら
それでもねちっこい口腔性交をやめようとしない。
身体のうねりが
のたくりが
より大きく、
より速く、
よりいやらしく
なってくる。
愛液が糸を引いて、シーツを濡らしだす。
「いい。いい。おまんこがいい。」
「おいしい。おいしい。おちんちんがおいしい。」
「吸って。吸って。おまんこを。」
これまでのように叫ばない。
むしろかすれた声でささやく。
これもまた、卑猥だった。
およそ30分。
さすがにお互い、口が疲れる。
口腔性交を中断する。
「ねえ、オナニーするから見て。」
「こっちもするぞ。」
そういうとお互いにベッドの上で、
足をM字型に広げて性器を見せ合う形をとる。
愛液でぐっしょりと濡れたピンクの狭間。
クリトリスが少し尖り、
腰を突き出すと
すぼまりと拡がりをくりかえす
アヌスがのぞく。
アヌスの周りまでが
愛液でぬらぬらと濡れているのが
ひどくいやらしい。
ワギナはめくりあがり
奥の桃色までがすべてさらけ出されている。
左手で乳房を揉みだすと
右手の中指を濡れた狭間に当てた。
深紅のマニュキアと
スターリングシルバーのリングをはめた指が
クネクネと蠢きだす。
こちらの視線を意識してか、
指のこねくり方も
腰のくねらし方も大きい。
「そう。こうやってまんこの中に。」
そういいながら、中指をぶすりと刺し
さらに薬指を添える。
二本の指がくねくねと激しい動きをみせるのだ。
たまらず佇立するこちらのぺニスを
じーっと見つめながら激しくかき回す。
イってもやめない。
またイく。
またイく。
またイく。
またイく。
愛液を撒き散らしながら
それでもやめない
やがて、意味ありげにペニスに
貼り付けていた視線をはずしたかと思うと
かき回していた中指と薬指を抜き去り
その指についたぬるぬるをじーっと見つめ、
それを乳首に塗りたくりだした。
ナメクジが這ったように乳房に卑猥な文様がつく。
「いいよお。」
とため息をつきながら
再び、指を突っ込み、愛液をすくうと
今度は、そのぬるぬるをアヌスにすり込む。
そして、中指をアヌスに差し込むと
親指を性器に入れる。
どうやら二本の指で
輪を作るようにしているらしい。
その輪が狭まれば狭まるほど
快感が高まるようで
眉をしかめ
唇がまくれ
「うっ」
とうめく。
愛液の量が増え
身体が反り返る。
また、イったようだった。
なのにくねくねと動く指は止まらない。
ばかりか加速する。
すでに先走りで濡れだした
こちらのペニスを凝視しながら
「指が、指が、止まらない。」
と言い、いっそう激しくかき回す。
何度めかのアクメのあと
急にすばやく動いたかと思うと
旅行かばんから、今度は
ポラロイドを掴み出してきた。
当時のあぶない撮影は
携帯ではなくポラロイドだったのだ。
おそらく離婚の記念のつもりで
持ってきていたのだろう。
男との恥態を写すことで、
変化を確たるものに
したかったのだろうか。
いきなり構えると
こちらの股間にレンズの狙いをつける。
小さいなりに極限にまで
ふくれあがったペニスは
それなりにグロテスクだ。
それを可能な限りのクローズアップで写しこんだ。
そして、こちらにカメラを渡す。
当然、自分のオナニーシーンを
撮ってもらいたいのだ。
ファインダーをのぞかれただけで
興奮が駆け上がるらしく
激しく身体をくねらしだす。
何回か光るフラッシュ。
そのたびに高まる興奮。
身体をつなぐことなく、
オナニーを見せ合うだけで
快感がすさまじい勢いでおしよせてくる。
もう、我慢がつらい。
女にメス犬の姿勢を取らせて後ろから貫く。
「犯して。犯して。」
「かけて。かけて。」
「おまんこ。おまんこ。」
うわごとのように繰り返しながら、顔をこちらに向ける。
白目がちになり
口からはよだれをたらしている。
その口を吸いながら
思いっきり抽送した。
「ふ、太い。大きいのが入ってるう。」
キスでふさがれて不自由な口だが
ようやくそこまで言うと
肛門を中心に円を描くようにして
腰をくねらしだした。
負けじとこちらは
深い浅いを繰り返す。
だが、叫ばない。
白昼全裸性交という狂気とは対極の、
静かな深いセックスの味を知ったせいか
ささやくように、
うめくように
卑猥な言葉をなげかけあう。
ドレッサーの中でのたうちまわる二つのからだが
さらに卑猥な動きを見せだす頃
大きな波が二人をおそう。
手元に転がったポラロイドを取り上げて
背中越しに女を撮るのがやっとだった。
「いい。」
「うわ、おまんこ。おまんこ。」
「まんこおおおおお。」
そうささやきあいながら、目の前に星が飛び、
頭が真っ白になって、すさまじい快感が二つの性器を襲う。
どくどくと吐き
だらだらと垂らす。
唾液と精液と愛液が混ざりあい
それに汗とアルマーニの芳香が絡んだ。
あくまで静かな、だが激しいフィナーレ。
もはや行為の後始末もすることなく
べとべとの性器を重ね合わせたまま
じっくりと余韻を楽しむ。
「ねえ。これからも、こうして。」
「いまのままでいいの。あなたの女でいたい。」
これ以降、いささか露出変態気味に
はじまったこの女性とのセックスは
時と所をかえながら
とだえることなく
時に激しく、
時に静かに、
長期間にわたって続いてゆくことになる。
オナニーのポラロイドはしっかりと写っていたが
果てる直前に撮ったポラロイドは
写真になっていなかった…
(この章おわり)
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