無知な女とセックスするよりも・・・

大学に行こうと決意した高校2年の冬


私の通う高校は、県内ランクで言うところの下のほうの偏差値で

一応進学クラスはあるのですが、

私は将来というものを真面目に考えた事が無く、

就職クラスに在籍していました。


1学年8クラスで構成され

2年次
1～5組は就職

6組は文系の大学に進む予定の人

7組は女子のみで、文系大学希望の人

8組は理系大学に進む予定の人

という感じでした。


当時の私は1組に在籍していて

クラスメイトは女子のみ（私のいた高校は元女子高で、圧倒的に女性の割合が多かった）

何も卒業後を考えず、毎日を過ごしていました。



ご存知の方も多いと思いますが、

ここで出会った彼に影響を受け、私も進学したいと思うようになり

期末テストの結果次第でクラスが代われると知った私は勉強に励み

3年次には彼と同じ8組に移動となったわけですが・・・



当時の私は、本当に何も知らなかったんだなと

今改めて考えても、恥ずかしいほどです。


アパートの借り方も知らないし

一人暮らしに必要なものもわからない

大学に進むということは、お金がかかるということなのに

ただ口だけで（大学へ進学する）と豪語していたわけですから。


産みの親からの援助は一切ないし

でも、どこでお金を調達すればいいのかもわからないし

とにかく赤面だらけの10代・・・





奨学金制度を利用できるというのを知って、入学まではこじつけたのですが


次に立ちはだかったのは、アパートを契約するというもの。



保証人って何？

敷金・礼金ってどういうもの？？

こんな程度だったわけです。




これらも彼の援助があって、無事に契約も出来たのですが

次に抱えた問題が、家具や当面の生活費。



高校3年になってからアルバイトを始めましたが

到底、わずか1年しか働いて貯金していないので

すぐ底をつくのは目に見えているし

でも、自宅から持ってこれるものはお布団くらいだし・・・


テレビは無くたっていいけど、せめてガスレンジと冷蔵庫だけは欲しい！




ここでもお世話になったのは、彼。




大学入学と同時に、奨学金と彼への借金とで

当時の私にとっては天文学的とも言える位の金額がのしかかってきたわけです。



世間知らずもいいとこですよね



ただ、これがあったからこそ

お金の大切さや、知らないことを調べたりするという行動力など

生きるうえで大切なことや、どうしても関わってくることを学べました



奨学金は卒業して、就職してからの返済だったので
気持ちは楽でしたけど

彼に借金しているという負い目は、私にとってはかなりの重圧


ここで私がとった行動が、（彼に身体で払う）なんていう、売春婦のような思考



当時は処女だったわけですが

男性にとっては、女を抱くことは（イコールお金が発生する）
という、ドラマから仕入れた中途半端な知識



初めて抱かれるときに、思わず言ってしまったんですよね

「身体で払うから、お金を返すのは期間が長くなってもいい？」って。



ここで彼に返された言葉が、私の今を構成していると思ってます


彼「お金は気にしてないから、俺にだったら返さなくてもいい。
でも、この先誰かと付き合って、その人にお金を借りても
身体で返せばいいっていう考えはしたらいけない。
女性の身体は、もっと大切なもので
お金で買ったり売ったりするものじゃない。

（俺のことが好きだから、セックスしたい）という気持ちなら嬉しいけれど
（俺に対して借金があるから、身体で返したい）という気持ちなら
俺はおまえを抱かない。

真面目に汗水たらして働いて返そうっていうお金と、男に身体を売って返そうっていうお金の重さの違いはわからないけど
お金にも想いはうつるって思っているから。


懸命にスーパーでレジ打ちして、稼いできました！っていうお金は大切に受け取るけど
男とセックスして稼いできました！っていうお金は、受け取るのに躊躇してしまう。

働くことは、自分の人生の時間を労働に割くということ。
人生を素晴らしいものにしたいと思うなら、どの瞬間も輝けるような生き方をしよう。」




この言葉があったからこそ、私は心から抱かれたいと思えたし

人生33年生きてきて、心底惚れた男性にしか身体を許していません




風俗やら売春やらを責めているわけでも

身体を売って生活することを卑下しているわけでもないですよ。



私にとって、輝けるというのは

頑張って働くことを、第三者から「サボってるな」と見られないことであるし

性欲丸出しの異性に対して、毅然とした態度をとれることであるし

いけないことは「いけないよ」と自分も他人も叱れることであって

よかったことは「素晴らしいね」と自分も他人も褒められることであって



どの瞬間も、どの場所でも

「私はお天道様に向かって生きています」

「私は後ろ指をさされるような生き方をしていません」

って誇っていたいんです。




逃げることは簡単だし、私もいつも逃げ出したくなるようなことを経験したりします。

お客様に対しての失敗だったり

やりたくない仕事からの逃亡だったり

「こんなのやだ」って思うことは、いつもあります。



けれど、逃げ出したらそこで全て終わってしまう

私は私自身に「逃げた」って負い目を作りたくない。




いつでも自分を「好き」でいたいし、これからもずっと自分を「愛」していきたい



そう思う私の、言わば意地みたいなものです




楽な道は、とても誘惑が強いですけど

私の歩く道は険しくてもいいし、荒れていてもいいから

「これが私の歩いてきた道です」って胸を張れるように

昨日までも頑張ってこれたから、今日も明日もそのまた先も

私の歩く道を、ずっとずっと大切にしていきたいと願っています。



大学のときにアルバイトを頑張ったおかげで

彼への借金は1年ほどで返済できましたし


奨学金も、計画をたてたおかげで

卒業後3年で返済できました




私に与えられた時間は、1日24時間

その時間はみなさんと全く同じ24時間です



のんびりしようと、その人の自由

懸命に何かに打ち込もうと、それもその人の自由


だから、私も自分の24時間を大切にして

何かに懸命に頑張りたいとしています



私のセックスボランティアに関して、色んな意見もいただきますが

自由にさせてください



そして、私程度のことをじっくり見て「人生を説く」くらいなら

もっともっと素晴らしい方と交流を持たれたほうが、きっと有意義ですから

放っておいてください




「自分の彼女なら、そんなことしてほしくないな」
って思われるなら、私を彼女候補にしないでください


「何があなたにとって得なの？」
って思われるなら、得する方法を知っている方とお付き合いしてください


「俺と結婚したら、辞めてほしいな」
って思われるなら、私を花嫁候補から外してください


「俺はいいけど、子どもに誇れると思ってるの？」
って思われるなら、私と子作りするのを想像しないでください


「親は知ってるの？嫌がってないの？」
って思われるなら、私の親になったつもりにならないでください



「自分の時間を大切にしなよ」
って思われるなら、あなた自身の時間を大切にしてください



「好きでもない男のちんちんを、よくしごけるね」
って思われるなら、ご安心ください
ちゃんとお友達として（大好き）ですから






長々と綴ってしましましたが


色々と文句や質問やお願いなどなど

細々と聞かれたりすることが多いので



思ったことや、感じたことを

そのまま率直に書いてみました


私、学も教養も乏しく発展途上の為
乱筆・誤字脱字はご容赦くださいませ




掲載元
http://dota.tgbus.com/UploadFiles_9207/201311/2013112515030058.jpg