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続・手紙の続き

2014年11月28日 00:46

気力があるうちに、手紙の続きを翻訳しますね。

最後までお付き合いくださいませ。






私の体を蝕む病気は、私から全部を奪ってしまうのはわかってる。

でもね、私はこんなことで落ち込みたくないのよ!!



朝、目を覚ますことが当たり前だった私にとって
今日目覚めることが出来て、娘の笑顔をみられることは
とても素晴らしいことだと認識できるわ。


いつも思うの、突然に命を終わらせられたKよりも
命がどんどん削られていくことを認識できる私のほうが
家族やお友達に別れを告げられるだけ、幸せなんだと。


ねえ聞いて?
学生時代にKに聞いたことがあるわ。
私が突然死んだら、あなたはどうする?ってね。
Kはすぐさま答えてくれたわ。
「あなたは僕の大切なお友達だから、すごく悲しい。
けれど、あなたをすごく大切に思うから
決して自分で人生を終わらせてはいけない」って。

彼はサイコなのかしら?
私はあの時、自分で自分の命を終わらせようとしたことがあるのよ。



Kのあの言葉を聞いてから、私は決意したの。
「この先、どんな困難があっても
決して自分の人生を諦めない。」


だから、病気がわかった時も割とすんなり受け入れた。
人生を長く生きた人が勝つわけじゃないわ。
お金をたくさん稼いだって、勝利者なんかじゃない。
思い通りの未来を達成したからって、うらやむ人ばかりじゃないのよね。


私の蝕まれた身体を、例えひと時だけでも回復させてくれて
娘も健康に育ってくれて
何よりも、あなたたちみたいに私に懇意にしてくれる人がいて
それだけで幸せなの。




ねえ、私が土の中で長い眠りにつくとき
写真を棺にいれてもらうことに決めたわ。

あなたの笑顔、娘の笑顔、私の笑顔
そしてKの笑顔写真よ。
その写真を胸に抱いて、私は永い眠りにつくの。
死ぬ時のことをあれこれ決めるのも、なかなか労力が必要ね。


ねえ、妹。
娘が大切にしていたバッグは、昔あなたにもらったバッグなのがわかった?
「これはママの大切にしているバッグなのよ」
って言ったら、
「もう一人のママがくれたバッグでしょ?私も大切にするから、私に譲って!」
って言われたのよ。
だから、私が生きているうちに譲ったわ。
私は一言も言ったことがないのに、不思議な子。
きっと私が知らないところで、Kと会って色々聞いているのよ。妬けちゃうわ!



あなたに娘を託すことが出来るとわかって、私は安心しているわ。
あなたの娘なんだから、あなたの思うように育ててね。
私に遠慮なんかしないで!!私たちは姉妹なんだから。
きっとあなたに懐いているから、あなたの言うことは聞くはずよ。
何かあったら、親として正しいことをしてくれればいいの。
簡単なことよ、「良いことは褒める。悪いことは叱る」これだけだもの。



何で私の国には、あなたたちがいないのかしら?
紳士はベッドに誘うことばかり考えていて
抱きしめたらキスをすることばかり。
頭の中はセックスばかりよ。


私は、抱きしめて安心させてくれる腕が恋しい。
私は、本気で叱ってくれる人が欲しい。
ずっと思っていたわ。


人生の最期にあなたに会いに行けたことは、この上ない幸せよ!!







まだ続きますが、今日はここまでです。




掲載元
https://twitter.com/blonde_bijo/status/390153177888075776/photo/1

このウラログへのコメント

  • ちょい悪親爺 2014年11月28日 01:56

    深く考えさせられる話です。

    本当、意味深。

  • たそがれt 2014年11月28日 04:48

    イチゴちゃんとkさんと友人の
    学生時代の話も、聞きたいです。

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