趣味は読書、汚い話

昨日の朝、ある商業施設のトイレに入った。前から利用する度に、空き缶やレジ袋に入ったゴミなどが、置きっぱなしになっていて、気にはなっていた。綺麗な建物で、利用する人もオフィスの人が多いのに。だらしない人が必ずいるのだと思っていた。
二つある大の手前の空いている方に入ったら便器に、トイレットペーパーと一緒に割り箸が捨ててある。このまま用を足して流したら、当たり前だが詰まってしまう。僕はトイレットペーパーを何重にも手に巻いて、まず取りやすい方の割り箸を一本、それから躊躇ったのだが、深い所にあるもう一本も取った。深い所にある方は、手を汚水に濡らさなければならなかった。取った割り箸を便器の外に捨て、一度外に出て、手を洗ってから用を足した。
非常に不快だったし、最初はこんなことをする奴に怒りや憎しみも感じたが、冷静に考えると、この施設のどこにもゴミ箱を置いていないのが、原因なのではないかと思った。捨てる所が無いから一部の人は、このような事をする。個室で誰も見ていないから。
ジュースの自動販売機でも、リサイクルボックスを置いてない販売機がある。売るだけ売って、後は自分で始末しろということか。
少し話が逸れるが、昔、コンビニにトイレを借りに入ったら「トイレ、無いんですよ」と断られたことがあった。トイレが無かったら、お前たちはどこでするんだと言いたかったが、諦めて他を探したことがある。
ゴミ箱もトイレも、治安のことを考えて、そうしているのかもしれないが、何だか殺伐として、寂しい。