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15th Route 246 Part 32

2014年08月02日 17:37

15th Route 246 Part 32

「見られる」のではない。
「見せる」のでもない。
「見せつける」のだ。

いつも会話を交わし
少なくともうわべは仲良しの友人関係なのに
どちらが官能の高みに達するかについては
まるで敵同士かのように競い合っている。
このかすかに淫臭が漂う部屋に入ってから
そろそろ3時間。
ふたりの女は
もう何回達したかもわからないくらいに
我先にとよがりまくった。
一度登りつめると
次からは簡単にアクメにいたる二人だった。
おまけに「見せつけあい」ながらの行為だから
その感じ方はまさに異様だ。

キスをするだけで
うなじを舐め上げるだけで
髪の毛をつかみ強めにひくだけで
耳朶に息を吹き込むだけで
…息が荒くなり声が切なくなる。

乳房をつかむだけで
臍の周りに舌を這わすだけで
背筋を舐めあげるだけで
足指をしゃぶるだけで
愛液が噴出しシーツを濡らす。

わきの下を唾液でぬらすだけで
わき腹を甘噛みするだけで
膝の裏を吸うだけで
乳首をしゃぶるだけで
…「イクよ。イクよ。」と叫びだす。

クリトリスをつまむだけで
ワギナに舌を這わすだけで
アヌス唾液を塗るだけで
尖らせた舌をさしこむだけで
…身体をふるわせ、性器をヒクつかせる。

そのうちに
男と女
女と女が
交し合う言葉だけで
達しあうようになった。
身体をつなぐのはどちらかだけだから
余った方がオナニーに狂って登りつめ
身体をつなげたほうはそれを見て
また達するようになった。

そして今、
凝視する友達に向かう合う形で
極限まで脚を広げて
こちらのペニスの上にまたがり呑み込んでいる。
当然のように下から突き上げるので
佇立したペニスの裏筋が晒され
それをくわえ込んだ陰唇から
濃度を増した愛液を滴らせながら
腰の動きを追いかけてめくれあがる…
ふくれあがったクリトリス
愛液にまみれて性器のまわりにはりついて
卑猥な構図を構成する手入れされた
薄めのヘア
当然友達の視界に入っているはずだ。

人妻もこちらも
イったばかりの友達をもっともっと刺激して
再び興奮のきわみに送り込みたいから
腰の突き上げもくねりも
大きく
速く
激しく
する。
見られる。
見せる。
見せつける。

挿入されたまま人妻
身体を180度まわした。
対面座位になる。
今度は互いに結合部
見合いながらの行為になる。
時に反り返り
時に抱き合う。
そして腰を送り込みながら
徐々に身体をずらして行く。
そのままベッドのふちに移動して
つながったまま立ち上がった。
この人妻との行為では
いつも駅弁といわれる
このバリエーションを加えるのだが
今度はライバルともいえる観客がいるのだから
その刺激ははるかに強烈だった。
「すごいよ。すごいよ。」
わめきながら、こちらの耳を噛む。
「突いて。突いてええ。ずんずん突いてえ。」
シャウトしながらキスをせがむ。
「深い。深い。歩くとひびくう。」
激しく首を振りながら
めちゃくちゃに顔を舐めまくる。
「ああ、あなたああ。ごめんなさい。」
「いっちゃう。いっちゃう。いくうう。」

抱きかかえて
すべてが見えるように
友達の前にずしんずしんと歩いていく。
「いやだ。ヤラシイ。あなた達やらしい。」
「いつも、いつもそんなことしてるのねえ。」
ぎらつく大きな眼で、
打ち込みにあわせて
上下に動くつながった部分と
収縮するアヌス凝視しながら
自らの指で
身体の火照りを鎮めるのではなく
火をつけるかのように性器に指を這わせる。

気がつけば人妻
大量の愛液をまた垂らしながら
もう殆ど飛んでしまっている。
意識が遠のくと
全体重がこちらにかかるから
不安定になり危ない。
そのままベッドにもどって再び正上位となった。

今度はリクエストどおり人妻の中に
たっぷりと注ぎ込めそうだった。
それも友達の眼前で…

(続く)

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