【あいれすっ】07-02、｢薄い本｣

｢iroha｣知ってる?
知らないので検索してみたら、「花咲くいろは」ってアニメの事らしい。良くは知らないが百合系の作品だと思う。


取り出したるは、同人誌！
何故か妹の友達ちゃんから戴いたものだ。
「お兄様、よろしければどうぞ」
知り合いの同人誌作家からもらったが、もて余したらしい。
よーし読むぞ～。


なんてこった。まさかの「琴×茜」本！どっちも中のひとが知り合いじゃないか？
でもまあ、同人誌だから割り切ろう！

「あらあら、茜ちゃん可愛いわぁ～」
くちゅくちゅくちゅ…
「琴さぁん～！気持ち良いですっ～」
「うふふ。女の子の感じるところは女の子しかわからないのよ～」
果てしなくまぐわうふたり。
「でも、女の子にはおちんちんがないから切ないですっ」
「あらあら。わたしたち魔法少女よ～？それくらい補えるわぁ～」
魔力で双頭のちんちんを作り出す琴。
「これで一緒に逝きましょ？茜ちゃん」
「は、はひっ」

「あらあら、素敵なお返事ねぇ～」

あれ？この同人誌、ボイス付き？
「気にしないで続けるっす」
じゃあ、お言葉に甘えてっと、ズボンのファスナーを開けてっと……って、ひんぎゃああ！
真後ろに新進気鋭ちゃん(琴の中のひと)！
「兄ちゃんは同人誌でオナするんっすね～。まだまだ若いっす～」
耳元で妖艶に囁く。
「いけないこね～、お仕置きが必要ね～。と琴ちゃんなら言うっすよ～」
ほへ～。
「もちろん、わたしとしては、兄ちゃんが気持ちよくなるなら何だって良いっす！」
ごそごそ
わあっ！
「お手伝いっす！これで手がふさがらないっす」

うー。
「あんっあんっあんっ！」
新進気鋭ちゃんは同人誌に書いてある喘ぎ声を棒読みした。
「あれ？しぼんだっす～」

わざとやったでしょ？
「わたし処女だから、喘ぎ方がわからないっすよ～」
ごめん、な表情の新進気鋭ちゃん。


ちゃんちゃん