【あいれすっ】07-03、｢香水｣

香水に関しては、まるで無頓着な作者と兄くんだった。
「ふん。香水ひとつで人生変わるのなら、苦労なぞないわ」
と一刀両断な父さん。
「フェロモン香水って知っているか？ジャンプやマガジンの広告ページにあった香水だ。着けるとたちまち女の子にモテモテみたいな記事が書いてあっての。しかし、フェロモンというものは異性は惹き付けるが、同性には激烈拒絶される性質であってな。結局フェロモン香水を着けても恋は成就しないものなんだぞ。真にモテる男は異性同性関わらずモテるもんなんだぞ♪」
ご静聴ありがとうございました♪

「うざがってるなよ、息子よ～」
だって分かりにくいし、長いんだもん。
「香水の話だぞ？」
「綺麗なお姉さんのいい匂いは香水かなんかなのかな？」


「お風呂先に戴いたっす～」
新進気鋭ちゃん。いい匂いだ。
「ん？苺味のシャンプーっすよ」
香水じゃなかった。

ちゃんちゃん