【あいれすっ】06-01、｢濡れた街角｣

「兄ちゃ～ん」
むぎゅ～。どさっ。
わぁっ、どうしたの？
「好きっす！」
わかってるよっ
「好き好き好きっす！」
だから知ってるって。どいてくんないかなぁ～。
「どかないっす！そういう意味で好きっす！」
そういう告白はバレンタインにでもしてよっ。
「もう待ちきれないっす」
んちゅ～。

ガバッ

はっ。夢か！
しかしなんて夢を見たんだ？新進気鋭ちゃんがそんな風に僕を好きなわけな……

溜まってるんだな、きっと。
どさどさっ
本題からグラビア雑誌を取り出す。
父さんが昨日手ぶらなんて話ししたからそういう写真を探した。
あった。
アイドルちゃんとは別のグラビアアイドル。巨乳だ。僕は微乳好きだから好物ではない。でも溜まってるからそれでも興奮できた。

シコシコシコシコシコシコ……はあはあはあはあっ

溜まってるので直ぐにいきそうだった。
シコシコシコシコ……えくっ！！
がらがらがらがら
「お掃除するっす～！」
あ。
「ほえ？」
びゅくんびゅくんびゅくんびゅくん！
新進気鋭ちゃんの顔でいってしまった。

てか、オナニー見られたっ！
「いやああああ～！」となるんだろうなぁ～。

「お掃除するっす♪」
なんですと～！

続くっ！


いや撤回っ


ふきふきふきふき。
ウェットティッシュで床を拭く。
「こんなにとびちって、すごいっす！」
平気なの？
「殺人事件の死体とか見慣れてるっすから♪それに比べれば屁でもないっす！」
そうだった、彼女女優さんだった。
でも平気ならそれはそれでなんか残念だなぁという気になる。

ひゅ～、どろどろどろどろ
「おはようですよ～。へ(^^へ)」
うわ。幽霊ちゃん。
「兄どの、自慰を見られたくらいでキニスルナですよ～。わらわは毎回見てるですしね～」
な、なんですと～！
「羨ましいっす！」

続く！