- 名前
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【ネタバレ注意】地下鉄(メトロ)に乗って
2006年11月01日 00:19
裏ですが、エロネタはありません。以下、映画《地下鉄に乗って》を見てない人は読まないように。
見た人は、この先の「ここから先は自己責任でお願いします☆」まで飛んでください。
でも、推理小説をおしまいのページから読むような人は、読んでもかまいません。
本当にいいですか?
まだ、間に合いますよ?
このくらい書かないとログの最初の部分に引っかかってしまうので、書いていますが、本当にネタバレ書きますよ。
それでは、ここから先は自己責任でお願いします☆
ではいきます。
私は原作を読んでないのでトンチンカンなことをいうかもしれませんが、伏線が周到に張られていて面白かったです。
例えば、次の問に対する回答が(後になって)ちゃんとわかるようになっています。
「最初に主人公の父・佐吉が登場する部分で、主人公の母が『あの女』といったあの女は誰なのか」
「長男が亡くなった霊安室で、主人公の母が号泣しているもう1つの理由」
「同じ場面で、なぜ佐吉はあんなに強がったのか」
「なぜ主人公の妻や弟でなく、愛人であるみち子が主人公と一緒にタイムスリップしていたのか」
「なぜ佐吉は成り上がり者になれたのか(元手はどうしたのか)」
「なぜ佐吉は、敗戦後の愛人を、成り上がった後も面倒みていたのか」
「なぜみち子は、主人公のポケットに指輪を入れたのか」
「なぜみち子は、バー・アムールであんなに泣いていたのか」
「なぜみち子は恋人ではなく、愛人という役だったのか」
映画のお約束?通り、なんでも知ってるおじさんの代わりに老教師が出てきて、これがタイムスリップ始まりと終わりの目印になっています。
冷静に考えれば、オヤジの見舞いにいけ、というだけのことを伝えるために、オヤジの過去へと大冒険させたのですから、迷惑この上ない話です。
そうはいっても、
みち子が生まれなければ「お時」を流産させたのは誰なのか、
なぜ主人公のポケットに指輪だけ残っているのか、
佐吉=アムールで、佐吉は「易者さん」の言葉を信じて生き延びて来たほど「易者さん」のことを覚えているのに、その「易者」と全く同じ風体の人間にアムールとして再会していながら、そのことに全く触れないのはなぜか、
などと、いくつか疑問が残りますが、そんな細かいことは気にしてはいけないのでしょう。
みち子が生まれてこなくても「歪み」がほとんど生じてない(ただ1つの歪みが指輪?)、という現実を表すことでみち子の悲しみを表現しているのかもしれません。
難しいことはわかりませんが、よく練られたストーリーだと思います。出演者も、鉄道員の時のような大物を使わない(常盤貴子は大物かも?)ことで、返って庶民を強調しているのかもしれませんね。
みち子が広末涼子じゃ、「歪み」がないわけないですから ^^;
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