- 名前
- りょ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 趣味で女装します。よく聞かれますが、恋愛対象は女性です。 写真はずいぶん昔ので、今は...
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意外な展開
2006年08月03日 18:52
ネットゲームで知り合った女性がいた。
一緒に時間を過ごし、一緒に冒険をして、一緒に感動したり、一緒に泣いたりもしたと思う。
とても信頼できる相棒でした。
彼女には小さな子供がいて、ときどきゲームを中断することがあるので、理解してくれる人じゃないと一緒に遊びにくいと言ってた。
私は勝手に、彼女は結婚してるもんだと思ってた。
ゲーム内のチャットで伝えきれないようなことがあったときに、電話でやりとりもするようになってた。
プライベートな事も良く話すようになってた。
私も女装することなんかも話した。
彼女は、最初は信じなかったけど、納得はしていたように思う。
彼女も独身だということがわかった。
どういうきっかけだったのか、だんだんと一緒に行動することが減ってきた。
そんなことはよくあることだから、気にはしてなかったけど、他に一緒に行動する人ができたみたいなので、いいことだと思ってた。
随分と時間がたった。
しばらくすると、レベル差がついて、もう、一緒に行動するのが難しいくらいのレベルになってしまった。
先行してる私に彼女はゲーム内のことを、いろいろ聞いてきた。
私は自分のやってきたことをいろいろ教えながら応援していたつもりだった。
でも、彼女は自分の相棒と一緒に、私のクリアしてきた方法ではうまくやれない様子で、何度も何度も同じところで躓いていた。
様子を見にいった。助けてあげるでもなく、ただ、見にいった。
彼女も助けてもらうことは望んでいないことは、今まで過ごした中で私もわかっていた。
そして彼女は再び負けた。私には負ける理由がわかった。
彼女の相棒が私ほど上手くないのは確かだけど、彼女自身が、私とやってたときほど上手くないのだ。
私と一緒にやってたときはできてたことができていない・・・。
彼女達を救出したあと、私が気づいた負ける理由を説明しはじめた。
彼女が納得したあと、練習することになった。
最初はしかりながらやってた。
当たり前だけど、忘れていただけで、すぐに昔のカンを取り戻したかのように動き始めた。
もういいだろうと思って、終了を告げると、彼女が電話したいと言ってきた。
一通り、お礼やゲームのことを話した。
追いつこうとして焦って、本来の動きを忘れちゃってたことなんかを言ってた様に思う。
いつの間にか、話題はプライベートなことになっていた。
よくあることだけど、男性が好きなのかと聞かれたり、要するに女装のことに突っ込んできた。
正直に答えながらも、こんなだから彼女もできないんだよね、なんて話をした。
好きになった人が女装するなら、それは誰でも受け入れるんじゃないか、といわれた。
そうとは思えない、と答えたのを覚えている。
それからしばらくして、彼女から相談事を受けた。
今一緒に行動してる人から告白された、どうすればいいか、と。
私はネットゲームで出会った人に恋愛感情を抱いたことは無いから、全く良く分からない。
確かにその世界では大事な人だし、好きだとも思うけど、実際に会わない限り恋愛感情は発生しにくい、と感じてる。
あくまでも感性で個人の差異が大きいことだから、自分の個人的見解でしかないのだけど。
私は恋愛のことはよくわからない。好きならば受け入れればいいし、恋愛感情でないならはっきりとそう伝えるべきじゃないか、と、ありきたりの返事をした。
しばらくは何事もなかった。
いつの間にか、ゲームで彼女を見かけることもほとんどなくなってた。
そして昨日の夜。
彼女から電話が入った。
告白された。
最初他の人と一緒にいるようになったのは、私のことを相談してたと。
そうしているうちに、レベルが離れて一緒にいれなくなったこと。
追いつこうとして頑張ったこと。
そのときに友達が一緒に助けてくれたこと。
もう、とても追いつけないと思ったこと。
私がネットゲームで恋愛しないと言ったこと。
そんなことを つらつら話された。
私は彼女が嫌いではないし、一言一緒にいたいと言ってくれれば、レベルが合わなくても一緒に行動しただろうし、待っていたと思う。
私は勝手に、彼女は好きな人ができて、その人と楽しくゲームをやってるものだと思い込んでたことを話した。
そして、彼女からふられた。
今いる彼と付き合うことにしました。
今でも**さんのことは好きです。
彼はそれでもいいって言ってくれるんです。
恋愛感情が彼女に対してあったのかどうかはわからない。
でも、なにかわからない寂しさを感じた。
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