- 名前
- みづき
- 性別
- ♀
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 夫とのセックスレスに悩む主婦です。軽いお相手からでもよろしくお願いします。 映画ブロ...
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いつか遠くで知らない大人になる
2011年02月17日 03:06
どうかな・・・と思ったんですが、意外と読んでくれてる方も、さらに続きを楽しみにしてくれてる方もいたんでww続きを。
若干ウソくさいんですけど、これは本当にびっくりするほどノンフィクションです・・・。
申し訳なくも期待はずれなことに何もなく5人組は卒業とあいなりました。
見事に5人全員違う高校に進学。
入学したての頃は連絡も頻繁でしょっちゅう遊んでいても、段々その場その場の世界に馴染みだします。
私は小学校からの夢が叶い、ドラマーとしての道を歩み始めていました。あまりにのめりこんで劣等性になっていくわけですけど。
徐々に5人は疎遠になり、高校2年にもなると全く連絡も途絶えました。
まぁ、人生そんなもんですよ。
さて、そんな高校生活も終わり、私は大学へ進学。
風の噂で他の子たちはみんな就職か専門学校へ行ったことを知りました。
しかも地元に残っているのは私ともう一人。
めぐちゃんのピンチを知らせたナオだけでした。
ナオはかばん屋さんに就職しており、店に顔を出したりしてたまーーーには連絡とってました。
さて。引き続きバンドにいそしみ、彼氏も出来た私でございますが、親には内緒だったため、土日は家にいるというまたしても退屈なぐうたら大学生でした。
そして、その日は や っ て き た の で す 。
ある暑い夏の夕方のことでした。
両親はどこかに出かけていて、家には偶然にも私一人でした。
2階の自室で半裸状態でアイス食べつつマンガ読んでたような気がします。
両親の部屋にある電話がなりました。
当時の我が家はまだNTTの黒電話型の電話で
りりりりりりりりりーん
とけたたましい音が鳴る超アナログな電話でした。
何も考えもなく電話に出ます。
「はい、〇〇でございます」
「もしもしワタクシ〇〇と申しますが、みづきさんをお願いしたいのですが」
やたらとマジメで几帳面な男性の声です。
(あぁ、また何か勧誘かな。なんかそういう雰囲気になったら話無視して切ろう)と思い、とりあえず「ワタクシですが」と答えました。
少しの間。
「もしもし・・・?」
「みづきちゃん、久しぶりだねぇ」
私はとっさにその苗字の同級生を思い出そうとしました。
中学当時学級委員だったので、同窓会の企画でもあるのかと思ったのです。
しかし、よくわかりません。
「ん?誰?」とその調子で気軽に聞いてしまいました。
「〇〇だよ。覚えてない?覚えてないかもなぁ・・・もう何年もたってしまったからねぇ・・」
「え?ホントにわからない。どなたですか?」
「オレだよ。キミたちが14歳のとき夏に出会った”お・じ・さ・ん”・・・」
背筋が凍りました。
電話を持つ手が震えるのがわかります。
「な、なんでうちの番号知ってるんですか!」血が恐怖と怒りで逆上してます。
「警察で押収されたはずでしょ?!」
「キミたちが書いてくれた奴・・はね。なくしたくなくて別にメモしてたの♪」
明らかに最初の几帳面な声はなくなり、ヤ〇ザ風のチンピラ声です。
「いやーさ。もう年考えるとキミたちも女子大生とか、OLとかになってさ。ピッチピチのいい女になってるかなと思ってさ。それ考えたらもう・・なんか・・お話したくなっちゃってねン・・・」
電話の向こうではあきらかにヤってる感じです。
左手に受話器。右手にぞうさんって感じでしょうか。
キモチ悪いけど、何故か私は「切る」というよりも時間を引き伸ばして彼の真意を探ろうとしていました。
今考えると私も勇敢なようなバカのような・・・。
それでも口は「迷惑です」と言ってました。
「そう邪険にしないでよん。これでも人生大変なんだからさ。」
そういって彼はシコりながらも私に事件後の人生を語ってくれたのです。
まずコトがコトだけに会社は解雇されました。当然です。
ましてや勤務中で社用車に乗り、会社のジャンバーまで着てた状態だったんですから。
クビでしょう。
クビになった彼はそのあと、何度職を変えてもうまく行かず、仙台から東京へ流れ着いたそうです。
そこでもロクな暮らしは出来ず、とうとうヒモになったそうです。
「今さー新宿のソープで女働かせて小遣いもらってんの」
「サイテーですね」
「え、そういうバイトしたことない?あるでしょうよ~。みづきちゃんだってさ、あの頃からもうオッパイでっかかったじゃない。もうすごいもー(ハァハァ)もませろよ、テメェこのやろう、セックスさせろ!!家行くぞ!!知ってんだぞ!!襲いに行くかんな!!仙台まで!!成長したってな、顔見りゃ全員わかるんだからな!!グッチョグチョにしてヒーヒー言わせてやるぞ!!チンポなしじゃいらんなくしてやる!!ヒャーーーーッハッハッハ」
あまりの恐怖でトラウマです。この脅しはハッキリと覚えてます。
絶句。あまりの怖さで切ることすら出来ません。
とにかくどうするどうする・・・と考えるしかありません。
そして男はさらにトンでもないことを言い始めたのです。
「みづきちゃん・・知ってっか?シャブキメてやるともうね、よくてよくて何回もイっちゃうの。キモチイイの。そんなセックスしたことある?やったことないならオレが打ってやるからヤらせろ!!今から仙台行くわ。シャブ打ってマンコにチンコ突っ込んでさーーヒャーヒャーー!!!実は今もやってんだけどさぁ。キモ・・キモチイいいよーシャブれよオラシャブってみろよ!!!!」
キメキメ状態のラリラリ状態。完全なシャブ中です。
シャブ中だとド素人でも信じられるほどのトリップ中。
電話してる間に打ったのか。それともだんだんキマってきたのか・・・。
私は恐怖を感じながらもある対策を講じたのです。
男は言葉にならないのろいのような侮蔑のような言葉を散々叫んでいましたが、無視して切りました。
切ったあと、少し受話器をはずしたままにしておいたのは言うまでもなく・・・。
手はまだ震えていました。
私はそのあとすぐナオに電話をしましたが販売店勤めの彼女は家にいるわけありません。それだけ冷静さに余裕がありませんでした。
迷惑承知で店に電話をします。
とにかく一大事だから少しでも休憩になったら折り返し電話が欲しいと伝言を頼んで切りました。
少ししてナオからのんきな声で電話がかかってきました。
「オイース、久しぶり。店に電話してくるなんてなにかあったの?」
「おちついて聞いてよ。中2の時のあの事件(我々の間ではこれで通ってました)覚えてるよね。あの男からさっき電話がかかってきた!!」
「え・・・」ナオも言葉になりません。
「なんで?電話番号は回収されたはずでしょう・・・」
「警察が見落としてたんだ。アイツ、あのメモとは別なところに書き写してそれを持ってたんだよ」
「け、警察!!なにしてくれてんの!!!」
「警察は無能だが、今それを嘆いても仕方ない。ヤツは東京にいるといってた。しかも十中八九シャブ中だ。間違いないよ。キメキメでラリって電話してきたんだ」
「・・・な、なにその転落人生・・・」
「仙台の当時の電話番号先に住んでるのは私とナオしかいない。もしかすると夜にナオのとこにもかかってくるかもしれない」
「えーーーー!!!!」
「えーじゃなくて現実問題。で、お願い。あんたんちナンバーディスプレイとかある?」
「あるよ。」
「録音機能ついた留守電は?」 「ある!」
ナオのうちは当時お金持ちだったのです。
「もしヤツからかかってきたらやつにバレないようにナンバー控えて。で、録音して。内容。」
その夜。ナオの元へまんまと男は私と同じような状態で電話をかけてきたそうです。
なるべく話をききだすためにナオはキモチ悪がりながらも、長くつきあったそうで・・・。
ナオの活躍でテープにはなかなかいい情報が吹き込んでありました。
もともとタレコミのためのものですから、ナオが男に合わせたのはいうまでもありません。
翌日。ナオを家に呼び、二人揃ったところで新宿の警察署の番号を調べ、タレ込みました。
比較的丁寧に話を聞いてくれまして・・・。
なんやかんやありまして・・・
で、彼はまたも逮捕となりました。
2度も人生我々につぶされるなんて・・・。
私たちとあの夏、あの山で出会ってなければ。
ロリっ気が強くなければ・・・。彼は普通の人生まだ歩んでたのかなと思うとなんともやり切れませんが。
この話ももう何年も前の話になってしまいました。
だけど、いまだに私見知らぬ人からの電話を受けることがこわいし、チャットでよく「電話で・・」なんて書いてあったり、実際誘われることもありますけど、絶対ムリです。
多分実際お会いする以上にムリです。
彼はどうしてるんでしょうか。シャブから足を洗ってまともな人生を生きてるといいのですけど。
まぁ、マニラで指名手配になってる元アイドルのストリップ嬢見ても、そう簡単には抜けられるものではないみたいですけどね・・・。
このウラログへのコメント
災難やったね。その対応は立派。この手合いは…貴女は勇敢やった。それで救われた人がおるよ。心安らかにね
とんだ災難でしたね
いや~、読みがいがあり、楽しく拝見致しました(^-^)
人それぞれに人生がありますね('-^*)
恐怖だったでしょうけど,対応はすごい冷静ですね。でも,シャブだけなら出所しているだろうから気をつけて
自分の弱さを理由に人を傷つけようって…最低だなあ。切り抜けられてよかったですね。
> ベソさん
今考えてもよくあれだけのことを考えられたと思います。他人事ならいくらでも考えられそうではありますが。まぁ、相手がトリップ状態で無防備だから出来たことでしたが^^;私も結構無謀ですよねw
> sdkさん
人生の道筋ってそんなもんなんでしょうね。どっかで別な子達が被害を受けて、もっともっと酷い目に合ってたかも知れない。どのみち同じような人生だったかもしれませんね。彼は。
> 紫苑さん
もうない・・と祈りたいです。でももうロリコンや女子大生とはかけ離れた年になったんで、彼の興味の範囲外である・・と思いたいですねwww
> さちおさん
まぁ、病的なトラウマではありませんが、多分会社の雑用の中で一番簡単な部類であろう「電話番」というのが出来ず、随分バイトで不便をおかけした思い出はあります。迷惑ですよね。ホント^^;
> keiさん
全くですよ。でもこうして経験を「ネタ」として使ってますんでwタダではおきませんよww
> tukasaさん
楽し・・・くはないと思いますが^^;ドラマのない人生なんかありません。人それぞれがドラマティックな生き方・経験してますよ。
> のぶひろさん
更生施設みたいなところへは行かないんでしょうか。まぁ実家はあるけど私自身そこにはいませんし。「火事場の平常心」といったところでしょうか^^;私もあの時の自分は褒めてやりたいです。
> ひげひげさん
「弱い」ということの真の愚かさみたいなものを学ばせてもらいました。「オマエラのせいだ!」となじられたけど辿ってみれば自分のせいだろと。きちんと更生出来てればいいんですがね。
相変わらずの姉御ですね~!
専業主婦でいるのが、もったいない!!
> ペケさん
いやいや。フツーの人ですよ。あたしゃw
人に迷惑を掛けるな。と言う基本が分ってない人みたいですね。
このまま多分、治らないよ。この人。
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