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セントアンナの奇跡

2010年10月22日 03:19

セントアンナの奇跡







超短いログ書いて寝ましたが
タイトルは昨夜観た映画のタイトルです。
あんまり歴史的背景など詳しく解説を読まずに
いきなり観たので、
わからない事も多かったので二度観しようかと
思ってます。

シーン展開が速いので、複雑な人種差別問題や
戦争の展開など知らない状況に追いついていけないまま
手に汗握って展開を見ていました。
子供と黒人のふれあいが、アマゾンなど探してみると
DVD画像として出てきます。

それを観るときっと「ああ、有名な黒人俳優さんが」
と思う人も多いと思います。

私が見ていて気付いたのですが
脇役も含め誰もが名俳優揃いで
戦闘場面の修羅場は圧巻でした。

監督の手腕の凄さに脱帽です。

一方、序盤は展開が速く裏切り者の真相が
わからないままストーリーが進んでいきますが
中盤からは、奇跡を起こす不思議な女神像、
不思議な子供と黒人との出会い

そして黒人は戦争中であるにも関わらず
人種の違う子供を、決して汚い言葉を子供の前で
使うな、この子をどうしても連れていく、と
守ろうとします。

この姿、生き様に胸打たれるものがありますが
この子も不思議な存在で惹きつけられます。

やがて、中盤からは別の人物がかっこいい男の
生き様を見せつけ、さらにもう一人、もう一人、
それぞれの男の生き様が次々と台詞とともに
クローズアップされてきます。

黒人は子供を必死に守ろうとしますがドイツ
銃撃を受け、友人の戦士に子供を託して
死んでしまいます。

物語は、戦争を終え、静かに郵便局に勤務している
黒人(つまり戦士した子供を守っていた黒人と共に
戦った黒人の戦士)が、
突然窓口に来た男を銃殺して終身刑も覚悟のような
行為をなぜするのか??という弁護士の問いに
何も語らないところから始まります。

なぜ、この黒人は何の目的でいきなり男を銃殺したのか
この答え探しへと物語は進みます。

シーンは過去へと戻り、戦時中に戻ります。

過酷な戦場で起こる様々なイベント
これらの謎が全て解き明かされ、
シーンはまた今へと戻り、一人の郵便局員をしていた
黒人男の裁判になります。

男は家族もいて平和な暮らしをしていたはずなのに、
終身刑にもなりえる突然の銃殺人をしました。

しかし、ありえないことに弁護士が巨額の保釈金を
払い、彼は保釈されます。

その後、ビーチにたたずむ黒人にある男が
伝えに来ました。「君と会いたがっている友達がいる」と。

ゆっくりと浜辺を歩むと、そこには
戦士の友人が守り続け託したあの男の子が立派に
成人し、「あの時のボクだよ」と、感動の
ふれあいシーンになり、ラストを迎えます。

物語では、神の力を宿すといわれる女神像の頭部が
銃殺人の黒人の家の部屋から出てきて
大変社会から注目されます。

この女神像は、450年前造られたといわれる
女神4体のうちの一つでスプリング-つまり春を
意味した女神の頭部、歴史学者はこのような大変な
価値のあるものがなぜ男のもとにあったのか
謎だ、と驚愕します。

この女神の頭部は確かに奇跡を起こし、神の力を
持っていたと映画のラストまで観て感じることが
出来ます。
また、奇跡を信じ、神がいようといまいと
神がいると思うその心があればよい、という
ような暗示的な言葉なども
(ニュアンスは若干違うと思いますが)
主人公の言葉などから発せられ、
監督が伝えたかったスピリットのようなものを
感じます。

この映画をどう受け止め、どう観るかは
人によって別れると思います。

私は、地獄のようなむごい戦場で沢山の友、仲間、
自分も命を奪われかけ、あるいは奪われ、
そのような戦争時代、人種差別偏見の中を
生き抜いてきた戦士だった黒人の姿を
映画を通して知ることで、
人の叡智とは何なのか、神と人との関わり方など
様々な哲学的な問題を新たに新鮮な眼差し
問われた気がしています。

以上テキトウではありますが簡単な映画の感想でした。
コメントにも書きましたが
思ったよりアマゾンなどのレビュー辛口すぎないかなと
思いました。
わたしは別のレンタル屋のレビューが良くて
観て泣いて感動して、
ショーシャンクの空に、やグリーンマイル
どこか似たような感動を覚えたのですが。

世の中の不条理、矛盾葛藤を描くヒューマン
映画の中でも美しく造られている映画だと
思います。

あるレビューではもっと短くしてもいいと
言っていた人がいたけれど逆に
あまりにディティールも凝っている手抜きのない
作品なだけに、展開を早くしすぎず
じっくり造りこんで前編・後編にしても
十分楽しめるのではないか、とも思った作品でした。

色々な問題があってこの時間内にまとめたんだろうと
思いますが それにしても自分が映画監督になったら
やれといわれても出来なさそうな位
人のもつ美しさを全面に出してくる映画なので
個人的にはとても感動しました。

戦争や人種差別などの
問題を取り上げているにも関わらずどこか爽快さを
醸し出すくらい、人を美しく撮れる監督、
この映画は人も美しいですが建造物や人々の
たたずまい、自然、それらすべてが一体化して
美しかったです。

あ~なんかもっとまともに書きたいけど感想
下手ですみません。要するに「一度見て」ですね。^^;


-----------------------------↓昨夜のたわごと。^^;

泣けてどうしようもなかった。

この映画を見て泣かずにしらっとしている人とは
きっと

話せないと思う気がした。


おやすみさい。


神様に質問をしたいけれど
しないで寝ます

でも神様

どうして なぜ・・・

このウラログへのコメント

  • まりぃ 2010年10月22日 20:17

    アマゾンなど「セントアンナの奇跡」でレビューとか見てみて?。割と難解な映画は苦手な私ですがこの映画はレオン、グリーンマイルなどに次いで良い作品だと思いました。戦争ドキュメント映画です。泣かせる映画です

  • まりぃ 2010年10月24日 03:05

    > ひろぴんさん
    うーん・・・ヒューマンかどうかはわかんないけど「泣ける映画」としてお勧め+戦争や人種差別の実態は出来る限り把握したい・・って感じで私は借りました。

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