好き　嫌い

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生きていると
好きと嫌いの間を

心が行ったり来たりする

追いかけっこみたいに
波とじゃれあうみたいに

好きと嫌いの間を
揺れてる

いつも心はあるがまま
揺られているのが心地いいから

静まりかえった池であるなら
たまには小石を投げて波紋を作ればいいし
ひからびかけた沼ならば
水を足さないといけない

満ち足りた心の水面さえあれば
心は好きと嫌いを
いったりきたりして

生きていることを素晴らしく思えてくるようになる
命の輝きが見えるようになる

私にはまだ
手にできないものが沢山ある
でも
手にいれている物の多さを思うと
しみじみと
幸せだと思えることも多いんだ

あなたにも伝えたい
命の輝きを
生きることの喜びを
嘆き悲しむことばかりではなく
日差しを浴びる日も必ずあるという
ことを忘れないで思い出して

しっかり旅路を歩んでほしいから

たとえばある時はあなたの靴になって
歩いてもいい

たとえばある時はあなたの傘になって
雨をしのいでもいい

できることなら。

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何かがいつも足りない気がして
つい早足になる

満ち足りているように見えるかもしれないけれど
胸に穴があいたように
傷あとがふさがらない
何でどうつくろってみても
埋まらない傷だとわかっていても
あがいてる
焦ってる

何かがいつも足りない気がしてる
いつも何かが。

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