２４歳の男性と１２歳の男の子

数年前の話です。

２４歳の男性の父親が癌になりました。


その時に その男性がとった行動は…

あまり父親に会わない事。

父親が戻ってきて すぐに動けるように、父親の仕事のフォローをしていました。

父親に会うのは母親ができる事だし、父親の仕事のフォローをしておけば母親が父親に会うことに集中できる。

そう考えたのです。


また、父親と会うと 父親が仕事の話をしてくるので、父親には 仕事よりも治療に集中してほしくて そういう行動をとっていたのだと思います。

あとは尊敬する父親が弱った姿を見たくなかったのかもしれません。


癌は転移もしているレベルだったので 本当は治る可能性は低かったのですが、それでも 父親の「生きたい」という気持ちが病を治してくれると信じていました。

しかし やはり治ることはなく…

「たら・れば」は言いたくないので、本人は後悔していないようです。


１２歳の男の子の父親が、昨日脳梗塞で倒れました。

重症のようで、治っても後遺症が残るでしょう。

というか脳梗塞でも悪い方らしく、自分で呼吸ができないようです。


２４歳の男性が １２歳の男の子に話をしました。

まず、絶対に冷静でいる事。

その後は、父親や家のフォローの事を １２歳の男の子に話をして、本人に考えさせました。

そこで男の子が書いたことは…
１バイト先に休む事を伝える
２ 注文をうけている場所へ事情を伝える
３ 愛犬の世話を考える
４ 親戚に連絡する

４に関しては母親がやっていました。

それ以外は男の子がやっているものと思っていたのですが…


夕方母親から連絡があり、２４歳の男性は 父親の携帯電話を探してほしいと言われたので、携帯電話を探しました。

そして 見つけると、バイト先の電話番号を調べてほしいとの事。

ショックでした。

あれだけ男の子に話をしておいたのに…


でも これが１２歳の限界なのかもしれません。

２４歳の男性の場合は、兄がいたので母親のフォローをしてもらい、父親の仕事のフォローができたのかもしれませんし。



皆さんは、この２４歳の男性が自分の父親の時に とった行動と、１２歳の男の子が とった行動をどう思いますか？

５０文字では書けないと思うので、デジメでもいいのでコメントいただけるとありがたいです。