- 名前
- チョットちょっと
- 性別
- ♂
- 年齢
- 65歳
- 住所
- 静岡
- 自己紹介
- チョットちょっとあんた!
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私の何かが変った!
2009年07月26日 09:58
優しく彼に抱擁され
唇を重ね合い
彼が一枚、また一枚と私の衣服を外してゆく
最後の下着一枚になった時
私も彼を下着一枚まで外してゆく
彼のジュニアが下着を通してポッコリと目を醒ましている
私の指で少しつまんで焦らしてみる
二人が下着一枚になった時
私は彼の抱きついて首に手を回す
唇を絡ませながら
彼は私を抱き上げお姫様抱っこする
少しの間
揺り籠のように
右に左に
赤ちゃんに戻ったような気分に浸る
母親でもなく、彼女でもなく、女でもなく
まるで
今生まれたばかりの様な柔らかい夢心地
短い時間だけど
赤ちゃんから女性、女に気持ちが変化してゆく
ベッドに入ったとき私は妖艶な女に変っていた
肌を重ねあい、温もりを感じあい
最後の砦
小さな布に囲まれたもの
涙を流しながら待ち望んでいる
彼の手が、指が
私の手が、指が
二人の欲求を呼び起こしている
もう邪魔なものは要らない
ある必要はない
何の恥じらいもない
瞑っていたいた目を見開き
全身で絡み合う姿を確かめる
足の指先から手の指先
お臍の窪み、背中のホクロ
お尻の形も柔らかさも
私にしか見えない彼の裏側
私も知らない私の裏側を彼が
これが私の夢に描いた二人の世界
でも
現実には程遠かった
主人はお姫様抱っこなど一度もしてくれなかった
いつも私が裸になってベッドで待っている
私の下着は主人にとって邪魔な存在だった
私が夢心地に陥る前に果てた彼
気が付くと寝入っている主人
大方はアルコールが入っている様だった
自分で下着を身に着けるときは寂しかった
でもこれが普通なのだと
言い聞かせていた
TVで聞くような不倫、三角関係、出会い系
性欲にまみれた愛欲の男女関係
私には別世界だと思っていた
私には家庭もある、子供もいる、評判の良い主人もいる
でも
寂しかった
距離の出始めたレールは重なることはないのだろうか
私の存在が、主人にとって小さくなっていく気がする
いつかは
邪魔な存在になるのかな
気が付く時には
主人は私の知らない社会に
行ってしまっているのかな
私の存在って
何だろう
でも
ある日
神様が目を瞑っているかのように
訪れた日
私の何かが
変った
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