- 名前
- 亜衣
- 性別
- ♀
- 年齢
- 37歳
- 住所
- 栃木
- 自己紹介
- はじめまして☆栃木在住の20歳、亜衣です♪♪楽しくHなチャットしてくれる人、わたしの...
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切ないアイの物語w♪vol.16心
2006年04月04日 00:36
はい、日付変更線を越えたので(?!)
久しぶりに『アイ物』更新~~
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あの日から、わたしはお金を捨てるのをやめた。
と、いうよりも、
あのゴミ箱の前に行くのがイヤになった。
あのときのホームレスに会いたくない。
ただ、それだけの理由。
かわりに、諭吉はわたしの机の引き出しに詰め込まれていった。
気がつくと、いつの間にか、
しわくちゃになった諭吉や夏目漱石たちが、机の引き出しにいっぱいになっていた。
その数は、日に日に増えていく。。。
終業式の日――
なにを思い立ったか、わたしは学校に向かった。
時刻は8時半過ぎ。
もう朝のホームルームが始まっている。
わたしが教室に入るなり、
全員が驚いた顔をしてわたしに注目してきた。
担任もかなり驚いている。
西方くんだけが、わたしを見なかった。
終業式は校長の長い話で終わった。
全員が教室に戻り、帰りのホームルームをやって解散。
2学期が終わった。
「亜衣」
西方くんが呼び止めた。
「話があるんだ」
わたしは黙って西方くんについて行くことにした。
西方くんはわたしを中庭に連れ出した。
「ごめん」
それだけ言った。
「なんのこと?」
わたしは何もわからないフリをしてみせた。
西方くんはしばらく何も言わなかったが、ようやく口を開いた。
「今日、これから家に来てくれ」
わたしは黙って西方くん家に行くことにした。
栃木県を代表するような田舎。
それが西方くんの住んでるところだ。
西方くんの部屋は、わたしが通っていた頃となにも変わっていない。
「亜衣、学校じゃ言えなかったんだ。本当にごめん」
部屋に入るなり、西方くんが言った。
「俺、すごくバカなことした。お前は傷物なんかじゃない。言ったこと、すごく後悔してる」
もう、遅いよ・・・
そう思ったけれど、言わなかった。
「お前が学校来なくなったのって、俺のせいだよな?
悪かった。本当にごめん。
お前がいなくなってから、お前の大切さに気付いたよ」
西方くんが必死にいろんな単語を繋げ、わたしに言い寄ってくる。
「わたしはもぅ、本当の傷物だから」
自分はデリヘル嬢。
もぅ、西方くんも忘れたんだ。
あの頃のわたしじゃない。
そう思いながら、冷たく言った。
でも、西方くんと二人で、また西方くんの部屋にいることは、
心のどこかで、とても喜ばしいことだった。
西方くんが好きだから・・・
本気で好きだったから、そんな西方くんを忘れたくて、
わたしはデリヘル嬢になった。
だけど、忘れられないってことくらい、はじめからわかっていた・・・・
わたしの中に存在する二つの心が、
互いに矛盾していた。
わたしの中には、デリヘルの道で捨てようと思っていた何かが、
デリヘルを続けていても、まだ存在し続けていた。。。
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今日は、FF7『クラウド&ティファ』
ぁ~・・・・眠ぅ~
このウラログへのコメント
ログの記された「もう遅いよ」でも西方君の家に行ってしまった亜伊の矛盾する心境・・何とも言えない↓
亜伊→亜衣m(__)m変換ミスです↓
何か亜衣のログは読んでると切なくなる↓(>_<)
西方君がどんな人かわかりませんが亜衣さんはお人好し過ぎだと・
初コメでこんなことかいてm(__)m
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