バイトちゃん！　その15

「若い衆」は、相変わらず毎日の挨拶のように「バイトちゃん」をからかう。
それを、しどろもどろしながら答える「バイトちゃん」

ある日、僕が他の現場の修理で事務所を空けることになりました。
当然、その間「バイトちゃん」は一人でお留守番。

で、修理が終わって僕が帰ってくると、「若い衆」が僕に耳打ちするんです。
「バイトちゃんはやっぱり処女だって！今日とうとう白状したよ。」
アンタ一体何やってるの？仕事しなさいと思ったけど、そこはスケベな僕のことだから、「若い衆」と「バイトちゃん」をネタに「スケベ談義」に花が咲く。
でも、二十歳そこそこで彼氏も居ないんじゃ、処女も当たり前でしょうに・・・。

で、「若い衆」によると、何かチャンスが有れば「処女」を捨てたいらしいが、なかなかその勇気が出ないらしい。
別に、無理して捨てなくても良いような気がするけど、何か自分が取り残された様な気持ちになるし、ちょっと興味もある。と言った雰囲気らしい。

そこで、「若い衆」が一念発起して一役買おうと言うんです。
何もそこまで張り切らなくてもねぇ～？
で、「若い衆」が「りゅうさんが相手してあげれば？」とか言うから、「そう言うなら、自分が相手すれば？」と言い返すと、「処女はちょっと・・・。」と尻込み。

そりゃ、「バイトちゃん」が望めばしないでもないけど・・・。
やっぱり、そういうのは好きな人とが良いんじゃないの？
とか言ってると、「若い衆」が、
「バイトちゃんはりゅうさんの事が好きみたいだから、良いんじゃない？」とか言うわけ。
「何のこっちゃ？？？？」とか思っちゃった！
最初は、「若い衆」がカマをかけてるんだと思ってました。

がしかし、これが意外とそうでもなかった。と言う話。

続く。

海衣さん
モテモテってどこら辺が？？？？

まゆさん
モテモテって、どういう事かよく解らないや？？？
そうなのかなぁ～？