バイトちゃん！　その14

土木屋の若い衆は、何かにつけ「バイトちゃん」をからかってました。
それは、「バイトちゃん」が男と話す事に慣れていなくて、ぎこちない仕草が面白かったんだと思う。
それとともに、僕の事が好きだという事を証明しようとしていました。

だから、端から見ているとその思惑を知っているから、「若い衆」の話の意図がわかるんだけど、当の「バイトちゃん」本人はそのことが解らないから、一生懸命答えてるんです。
しかも、「若い衆」の質問は結構エッチな内容が多く、未だかつて彼氏と付き合った事のない「バイトちゃん」は、とまどうばかりだった。

で、核心を突いた質問が飛び出た。
「『バイトちゃん』は処女なん？」
随分とストレートな質問だなぁ～？
「バイトちゃん」は、とまどいながら僕の方に助けを求めるように視線をやる。
今まで彼氏が居なかったんだから、普通に考えれば「処女」なのは解るけど、「若い衆」は「バイトちゃん」の口からその言葉を聞きたかったみたいで、何度も質問する。
「バイトちゃん」は、相変わらず僕の方に「助けて」目線を送るから、しょうがなしに、
「『ご想像にお任せします。』って言えば？」
と言うと、素直に「ご想像にお任せします。」と言う。
ホント素直だねぇ～？

仕方なしに僕は「若い衆」に、「まぁ、その辺にしとけば？」と促す。
お互いに仕事があるから、とりあえずその時はそこでお開き。
「若い衆」と「バイトちゃん」の攻防は、後半戦に続く。

追伸

「お嬢」の言動を、当時付き合っていた彼女に話すと、
「『お嬢』はりゅうさんの事が好きなんだろうね。」
と言っていました。
女性って、やはりこの辺の事は解るのかな？


海衣さん
「発揮できる」と言うより、「優しくありたい」というのが本音かな？

Ｒｅｙさん
まだまだ続きますよ！長くなりそう・・・。

まゆさん
詳しく描いてると長くなりそうだけど、つきあってね！