あっ､まさか… ﾎﾗｰは終わらない…

で､再就職｡都内もMの内にある超大手不動産会社の子会社に勤務することに｡で､で､また同じﾙｰﾄ､ほぼ同じ時間に通勤することに｡いやな予感も多少はしたけど｡なんと言っても完全な冷却期間が置けたし｡超絶ﾀﾞｲｴｯﾄで､27ｷﾛの減量に成功｡本当､見た目ほとんど分からないくらい｡ちょっと､自信が｡
しばらくして､あのおんな｡ｿﾞｯと｡でも､まったく気付かないみたい｡なんか､若い子ｽﾄｰｶｰしてる雰囲気もあったし｡これで大丈夫だなって｡もちろん念のため絶対近付かないことはもちろんだけど｡で､それからは､見掛けることもなく｡そのまま､今度の今度の今度こそ…
秋口だったか｡夜8時過ぎのU野駅｡電車が着き､乗り込む｡疲れきったｶﾗﾀﾞ､その背中を椅子にﾄﾞｶｯともたせかけて｡ふと… おんなだよ!薄ら笑いの能面顔｡乗り込んでくる｡隣の席を狙ってる｡向かってくる｡本当､ｶﾝﾍﾞﾝ!ﾂｶﾚﾃﾙんですけどっ!!ただ､ｶﾗﾀﾞは条件反射｡瞬時にもう､立ち上がってる｡すれ違うように｡車両を出る｡最前部近くの車両から､最後部車両まで｡それ以上､追っては来なかった｡追ってくれば､宇宙の果てを越してでも近寄せはしない､決然とした意志｡それは示せたと思う｡だけど…