常習不倫男なんて、本当のカス野郎だよ！

そいつのことは、先輩なんて、今では思わない。本当、汚い野郎で。それ以外でも、ひとのミスは重箱の隅をつつくみたいに細かく執拗に責めたてて。自分のミスは、弱い立場の後輩相手には、知らん顔でひとごとみたいに。でも、普段は親切ごかしで、結構いい人ぶって。実は、アタマ悪くて仕事出来ないんだけど。そういうところだけには、なぜかアタマが利く。
で、自分に対しては、特に意地が悪かったんだけど。その理由は、今、冷静に振り返ればなんとなく分かる。劣等感のかたまりみたいなヤツで。後輩の自分との学歴差とか。そんなの関係ないのに。本当に自分に自信が持てないんだろうね。それと見た目の差。正直、見た目だけではモテたのは事実。見た目だけだけどね。なにしろ、気は利かないし、マメじゃないし。おまけに結婚して、子供も出来て、共稼ぎでって、必死で妻以外の女ことなんか気にする余裕もなかったし。でも、同じ部署のそいつの彼女が、実は新入社員の時から自分のことを気に入っていたのは、知っていた。ソイツもね。彼女、そのことを話すらしくて。ソイツ、それらしいことを自分にも話してくる。自分は、まったく興味持てないんだけど。で、かえってヤツの嫉妬心は、益々燃え上がって…
追伸　きのう、追加編集したんだけど、今日も。それは、先月だったか、先々月だったかの空港。朝の７時頃。まだ、帰国客は、ひとっこひとりいない。と、ひとりの長身の日本人らしき男性。サングラスをしている。ターミナルビルから出て、横断歩道も渡らず、車道を横切り、足早に突っ切って行く。最初、出てくる客は、ファーストクラスのお客さん。これは、シンガポール経由のバンコク発のＡＮＡ、タイａｉｒの共同運航便。
おーいっ、荷物引きずってるぞ！と運転手のひとり。振り向きもしない。すかした野郎だな。ひとが親切に教えてやってるのによーっ。って、運転手。ぴーんっ、ときた。阿部寛だよ。って、自分。運転手達、嘘だろう？で、その男、次のレーンに止まっていた完全目隠しガラスのワンボックスに滑り込む。なんか怪しい。運転手達、ざわざわ。あれ、絶対おんなだよって。それから、２、３０分何もなし。なーんだっ… と、ひとりの２０代後半ぐらいの日本人女性。サングラス。まだ、人影はまばらなのですぐわかる。足早。ワゴンカーに。ヤッパリッ！
婚前旅行だったんだ。おめでとうございます。いずれにしろ、由紀恵ちゃんを奪わなかった阿部ちゃんに感謝！トリック最高！！