この世に生まれた君が悪い

「チェンソーマン　レゼ編」を観てきました。
テレビシリーズの続編となります…ほぼ原作通りですね。

どんな作品かというのをひとことで言うなら、とにかく暴力的です。
バイオレンスものが苦手だったら観れないかもしれないほど、暴力描写が徹底しています。
一応、R12指定にはなっていますが、15指定くらいでもいいかも。
ただ、それが不快というわけじゃなく、暴力を包み隠さずありのままを描き、そこからにじみ出る人の感情がすごく繊細に表現されています。
だから目を背けたくなるようなグロシーンであっても後味は悪くなく、ダークファンタジーが好きな人にはおすすめです。

説明的な描写は少ないので、テレビシリーズや原作を全く知らずに観るとワケワカランかもしれませんが、それは最初だけで、どんどん世界観に引き込まれるので、予習はナシでも大丈夫だと思います。
もちろんお時間があるなら予習した方が楽しめますけど。
それか、映画を観終えてから復習するのもいいかも。
9月公開でそのうちそのうちと思っていたら終わりそうになって観に行きましたけど、スルーしないでよかったと思います。

マニア向けおすすめポイントとしては、ロボットアニメでもないのに、「板野サーカス」が観られます！
戦闘機でもないのに、ドッグファイトです。
そんなんどーでもえーわーという人にも、人間ドラマの深さは必見です。
万人受け、とは思わないけど、好きな人は好きな映画、でしょうね。