甘柿②

清英の本日の書作品は
甘柿
甘柿（あまがき）は、成熟すると渋みを感じなくなる柿の品種です。日本の特産品で、13世紀頃に出現したといわれています。
渋みの原因となる水溶性タンニンが、熟成するにつれて不溶性に変化するため、口に入れても渋みを感じません。
種類
甘柿は、種があることによって渋みが抜けるかどうかで、さらに2種類に分けられます。
完全甘柿:種子の有無に関わらず、熟すと自然に渋みが抜ける品種です。
富有（ふゆう）: 甘柿の代表的な品種。果汁が多く、やわらかめの食感が特徴です。
次郎（じろう）: 四角く扁平な形で、カリッとした硬めの食感が特徴です。
太秋（たいしゅう）: 果汁が豊富で、サクサクとした梨のような独特の食感を楽しめます。
不完全甘柿:種子が多いと渋みが抜けますが、種子が少ないと渋みが残る品種です。市場に出回る際は、渋抜き処理が施されています。
西村早生（にしむらわせ）: 早生品種で、果肉にゴマ状の斑点（ごま）が入るのが特徴です。
渋柿との見分け方
外見から甘柿と渋柿を正確に見分けることは難しいですが、柿をカットした際の断面で判断できます。
甘柿: 断面にゴマのような黒い斑点があります。
渋柿: 斑点がなく、断面がきれいな状態です。
栄養
甘柿は栄養価が高く、健康維持に役立ちます。
ビタミンC:みかんの約2倍と豊富に含まれており、美容や風邪予防に効果的です。
タンニン:アルコールを分解する作用があるとされ、二日酔い防止に役立ちます。
カリウム: 利尿作用があり、むくみの改善に効果が期待できます。