インフレの効能、政府債務を増やせますよ～

今日本は毎年３％程のインフレに突入していますが、
このインフレのお陰で日本の名目GDPが600兆円を超えて(610兆円)来たわけです。
これって別な角度から見ると、面白い世界が見れるのですよ。
政府債務対GDP比って日本は約250%程になっていて世界最悪水準です。
その最悪な政府債務対GDP比でありながら、
ムーディズの格付けでは安定した経常収支黒字、対外資産残高があるため、A1を維持出来ているわけです。

ムーディズの格付けって政府債務対GDP比を非常に重要視します。
ならば
年率３％の名目GDPが増えるとすれば、その分政府債務が増えても円の格付けに影響しない
と言う事になる。
そうなると2025年は政府債務対GDP比250％と言われているが、３％程名目GDPが上昇すると
2024年610兆円の名目GDPの３％18.3兆円程名目GDPが増えると予想される。
2025年度の名目GDPを628.3兆円で計算すると
250%で1571兆円政府債務があっても良いという事になる。
2024年の政府債務は250%で計算すると1525兆円である。
政府予算が新に約46兆円の余裕が出て来るのである。
この46兆円すごく貴重ですよ。
今年は2024年より46兆円多い予算を組んでも
政府債務対GDP比250％を維持できるって事で
ムーディズの格付けは十分維持出来るという事になる。
来年もまた48兆円程また新たな借金が増えても良い事になる。
これって正にインフレの効能ってやつです。

野党だのが言っている
消費税0にすると、24兆円程税収が減る。
さらにガソリン税トリガー条項廃止とすると税収は1.5兆円減(実現すればガソリンは25円程安くなる)
国民に一律10万円給付で12.5兆円掛かる
これらを全て行ったとしても38兆円だから、国がこれらを全て実行しても円の格付けは下がらず
日本国として体面を維持出来ます。