やっぱりカバーはダサい

折りたたみ傘がきれいにたためるようになったので、大人になったなと思いました。

こんばんは。玉こんにゃくです。

来年のほぼ日手帳を買った人たちの動画がYouTubeを賑わせている。
欲しかったものはすべて買えたとか、はたまた買えなかったので再販を待つか別のものを買ったとか、そういう話をしながら買ったものを開けるというものだ。

私は去年までほぼ日手帳weeksMEGAスニーカーというものを使っており、年末に今年の分を買っておいたが、今年スニーカーを使うことはなかった。まっさらのまま置いてある。
いつも使うバッグには大きいし、通常版よりメモページの多い「MEGA」なのにメモが足りなくなるし、いろいろ合わないと思ったのだ。

しかし、やはりほかの人が何を買ったのか気になる。スニーカーを買った人は少ないのだが、おすすめに上がってきた動画はチェックする。

ほぼ日手帳というのは主に、A6サイズの「オリジナル」と、A5サイズの「カズン」という手帳本体と、それにかけて楽しむカバーとで成り立つ。
有名ブランドとコラボしたり限定だったりするカバーを求めて、発売日には血で血を洗う争いが繰り広げられるのだが、私はそれを見ているだけ。

理由は、欲しいと思うカバーがないから。
前にも書いたかもしれないが、ほぼ日手帳のカバーっておしなべてダサいのだ。しかも高額である。
私の感覚からすると、あのようにダサくて高いものにお金を出す気はないのである。
カバーをかけずに使えるweeksの中にはかわいいものがあるんだけどねぇ。だからスニーカーを使っていたわけだし。

それでも開封動画を見てしまうのは、「ああ、この人のように散財しなくてよかった」、「このカバーがかわいいと思う感性でなくてよかった」と安心したいからなのである。

他者を貶して満足するようではいけない。私はそんなに性格の悪い人間ではないはずだ。
もっと清らかで優しくあたたかい、「欲しいものが買えてよかったね！」という気持ちで見よう。

と思ってもだめだ。ついつい「こんなの買ったのかぁ。ポチッと6なんて使いにくいだけのスタンプなんてつかまされてﾌﾟｰｸｽｸｽ」と黒い気持ちが私を覆う。

それでも見てしまう。それどころか、ほぼ日の公式Xをフォローしているためあらゆる情報が目に入る。ここ最近の日常が、忸怩たる思いを抱いているほぼ日手帳に搦め捕られている。
実は今年のおまけのボールペンの色がかわいくて欲しい（！）のだが、それには手帳本体を買わねばならない。欲しいボールペンのために欲しくないものを買わざるを得ないのは矛盾も甚だしいのだが、これも手帳好きの性であろう。

私には見える。次の週末にTobichiに向かう自分の姿が。さんざっぱらコケにしていたほかのほぼ日手帳ユーザーと同じことをしようとしている自分の姿が。

コケにされるべきは本来私である。欲しいものを欲しいと素直に言えずに素直に喜んでいる人たちをバカにしているのだから。

という自分の内のドロドロしたものを包み隠さず書いたのだから、weeksを買っておまけのボールペンももらっていいでしょうか？
ああ、おまけのボールペンがかわいいよ。