白群

本日の書作品は
白群

白群（びゃくぐん）は、日本の伝統色の一つで、白みを帯びた淡い青色を指します。岩絵具の顔料である藍銅鉱（アズライト）を細かく砕いて作られる、白っぽい青色の顔料を指すこともあります。
白群の特徴:
色合い:
白みを帯びた淡い青色で、群青色をさらに薄くしたような色合いです。
顔料:
岩絵具の顔料として使われる藍銅鉱（アズライト）を細かく砕いたものが白群と呼ばれます。
粒子の状態:
藍銅鉱の粒子を細かく砕くほど白っぽくなり、白群、群青、紺青と呼び名が変わります。
類似色:
白群は、白緑（びゃくろく）や白藍（しらあい）などの色と近い色合いです。
白群の使い方:
岩絵具:
白群は、岩絵具の顔料として、特に日本画で用いられます。
水干絵具:
白土や白亜などを体質顔料として、微粒子の顔料で着色した水干絵具の白群もあります。
混色:
水干絵具の白群は、粒子が細かいため、他の水干絵具と混色して、様々な色合いを表現できます。
補足:
「白群」は、「びゃくぐん」と読みます。「はくぐん」とは読みません。
白群は、天然の鉱石を砕いて作られるため、ロットによって若干色合いが異なる場合があります。