ニュータイプ職人

今日は姉と馬喰町にある鰻屋さんに
いってきました

初めて行ったんですが人気店で
愛知県産の鰻をてんこもりで出すメニューで
有名みたいです

行くと行列できてまして
炎天下のなかで結構待っていたもんですから
ガラス越しに店内を覗いてみたら

はてな…

妙に店員さんが全員若いなと

鰻屋さんて普通、若い店員さんていても少なくて
だいたい店内はベテランのおばさんみたいな
あるいは女将みたいな方が仕切ってるけど

なんかここ…全員若い女子なの

お揃いの黒Tシャツに黒いパンツはいて
全員ゴム手袋して作業してるので

サブウェイかサラダバーのスタッフみたい

とにかく和食系の調理師帽被った
お兄さんとかも誰もいなくて

大丈夫かなここ

ってちょっと心配になっていたら


お２階にどうぞー！

って言われたのでとりあえず入店

ほんとは鰻巻きや白焼きから入って
呑みながら、〆に
そのてんこもりの鰻重を2人で食べようと
していたんですが

ランチタイムはおつまみは頼めないみたいで

ガックリ

しゃーなしで
それぞれ普通盛りのお重にキモ焼きだけ付けて頼んで
乾杯用に小瓶ビールと
鰻のために冷酒を1人1杯ずつ　頼んだんです


そしたら多分　若い女子には
ビールと酒を各1で一気に頼むとかいうオーダーが
ちょっと飲みこめなかったらしく

えーと、お二人でビールも…
お酒も飲む感じ？
で
よろしかったでしょうかと

確認されちゃった

これ
年季の入った女将さんとかなら

「えーと、お二人とも
ビールと日本酒一緒にお持ちしちゃって
いいのよねッ？」

ってな感じでテキパキ聞いてくれるもんだけど


若い女子は多分経験値がないから
乾杯用にちょっとだけビールが飲みたいけど
鰻には冷酒を合わせたいんだという
我々の気持ちがピンとこない

だからなんかすごい
言い方がたどたどしくて
コーヒーも紅茶も飲むの？　ほんとに？
みたいなノリで聞かれてるなこれって思って

ちょっとウケました


それもあってまたさらに
大丈夫かなこの店…

と不安になったのですが


いや　予想に反して
鰻は
めちゃくちゃ美味しかったんです！

蒸さない、関西風の鰻で
パリパリと焼いた香ばしさで

キモ焼きもフォアグラみたいで
今まで食べたなかで
過去イチのクオリティだったかも


良かったー
焼いてる人はちゃんとした親父さんなのかねと
話しながらおいしくいただいて


帰り際にどうしても焼いてる人を見たいと
焼き場をひょいっとのぞいたんですよね


そしたらなんと
焼いていたのはこれまた

どうみても20代の男の子！

しかも　外人っぽかった…多分


えーー！この子が焼いてるんだ！

年季の入った親父さんとかじゃなかった！

と

結構衝撃でした

だってさ

串うち3年、焼き8年とか
言うじゃない

絶対、時間たりてないじゃん（笑）


でもね、美味しかったんですよね

うーん
鰻職人のあの修行の掟
なんだったんでしょうね…