異世界で行く所が無いのでお願いします

「あの～・・・何か御用でしょうか？」
「ん？ ああ　君なら大丈夫だと思ってね　行く所も無いんだろ」

「はい？」
何がどう大丈夫なのかわかりませんが？

「明日の予定は？」
「明日ですか？ そうですね　一応本日と同じで森の調査の依頼を受けてますが・・・まあ　

もう終わらせてますから」
「我々と一緒に来てくれ」「え？」

「朝になったら馬車で迎えに来るから」
「は　はあ？・・・」「それじゃあな」

そう言い残し颯爽と去って行くお偉いさん達を俺はただ見送る事しか出来ませんでした
ふむ・・・明日何があるのかは知らないけど　まあどうせ森の調査でしょ？

そんな軽い気持ちで迎えの馬車を待ったのだが・・・
「遅い！」何時まで経っても迎えが来ない！ もう昼は過ぎたぞ！ 腹減ったよ！

「おい　大変だ　昨日のお偉いさんの馬車が襲われて全滅したぞ」
また行く所が無くなりました・・・

あなたに　素敵な　時間が　訪れます様にsayamanotakuya