- 名前
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【お題日記】コレ知らない人結構多いなと思う事
2023年11月11日 11:56
ほとんどの人が知らない事って多いよね
自分の業界では当たりまえでも世間では知られていない
その業界の人でも知らない事って多々あります
美容師になるには美容学校に行くのだけれど
7割が中卒だったり高校中退組で高卒が残りの大半を占めてて
大卒は一握り・・・そんなクラスでまともに授業を受けてる人はほぼ居ませんでした
毛髪科学や皮膚科学、消毒法とか必要な事が頭に入っていません
そんな卒業生が美容師になってるのだから勝手な理屈で施術してる
先輩の指導を受けていても間違ってるだろって事が多くて
必ず言ってる事が正しいか答え合わせをしてました
パーマは化学の力なので、髪の毛の中で何が起こっているか
美容学校でちゃんと習ってる筈なのに理解してない人が多すぎます
正しく理解していればストレートパーマでどのタイミングで延ばせばよいか分かるはず
しかし、ほとんどの人がパーマ液を付けてコーミング(櫛でといて延ばす)してる
一液は言わば髪の毛を溶かしたゼラチンみたいな物として
溶けた状態でコーミングしてもまっ直ぐになる筈は有りません
冷えて固まる時に形が決まっていくのですから
この冷やすのに当たるのが2液です
この2液を付ける時にコーム(櫛)で延ばした状態にしながら2液を掛ける
化学反応の進行をイメージしながら行うと適切な時間も理解します
私の時代はもう30年も前の知識ですが、パーマ液の主成分は
戦後の薬と主成分は変わっていません
濃度や、傷みにくい成分が添加されてたり進化はしてても
化学反応に違いは無いので、今でも正しい理論だと思ってます
他にも、例えば、アイロンかける時に水分が多いと
沸騰して煮る事になるからダメだって言った同じ口で、
ドライヤーは温度が高いほど良いと言ってたり矛盾してましたね
これを自分の頭で検証して正解を見つけていく
水が水蒸気になると1,700倍になるので温度が高くて急激に沸騰すれば
キューティクルを広げながら蒸気を吹き出すイメージだとすれば
アイロンはコテでキューティクルを抑えるがドライヤーは解放されてますね
しかし、アイロンは熱風と違って熱いフライパンに水を落としたように
熱伝導が空気とは全く違うので導き出した答えが
アイロンを当てて良い水分量がある事
熱いアイロンを当ててもジューって言わない水分量で
当て終わってから、ほんのりと湯気が見えるか見えないかぐらい
乾ききった髪にコテを当てると乾燥しすぎて痛めてしまう
その水分量を見極めるためにカットした毛束を使って実験しました
なので、業界の人でもオボロゲに経験的に感じてても
知ってるとは言い難い事は多いと思います
職人の感・・・感なんてあてになりませんから
ちょうど良い水分量の時の手触り(冷感)は実験と皮膚間で得た物
感では無いのです
だから私は、先輩の言う事は一応聞くが、正しいかどうかは自分で判断する変わり者でした
物作り大好きな私にとって、DIYする時も自分で考え人の技術を自分流に書き換えて行ってます
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