ごみ処理場に平和理念

「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。
朝一の1回のみ上映、しかも最終日、少しでも遅刻したらヤバかったのでした。

とにかく長い作品なので、水分を控えてお手洗いを済ませて準備です。
なんとか大丈夫でした。
そして、淡々と進むのに長さをあまり感じず、快適に鑑賞できたのはよかったです。

最初、なんでR指定入ってるのかよくわからず、暴力的描写でもあるのかと思ったんですが、暴力じゃない方でしたねイヤン。
もちろんそれメインじゃないですけどね。
そんなのより、瀬戸内海の美しい風景を車窓から眺める、これだけで思いっきり私のツボです。
西島さんと三浦さん、いつの間に撮影に来てたんでしょうか。
先日観た「とんび」もそうでしたが、知っている景色が映画に出てくると嬉しくなります。

感想は、人生についていろいろな意味で考えさせられました。
誰しも葛藤や後悔を抱えて、乗り越えて生きて行かねばならず。
そういう難しい役どころを、西島秀俊さんが見事に演じていました。
西島さんはイケメンなのに、ギラギラしたところがないのが魅力的な人ですね。
いい感じでお年を召されていて、今後もとても楽しみな俳優さんです。
そしてこの映画はあらゆる世代におすすめですが、幸せいっぱいの人よりも、多少人生に疲れてる人だとより響くと思います。