- 名前
- りり
- 性別
- ♀
- 年齢
- 58歳
- 住所
- 広島
- 自己紹介
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胸に詰まったカンシャク玉だ
2022年04月28日 02:27
「とんび」を観てきました。
原作は重松清さんの小説です。
重松清さんは岡山県出身で、たくさんの作品が映像化されています。
ドラマの「ライオン先生」「流星ワゴン」や、映画の「アゲイン」などなど。
私は彼がカープファンとのことで興味を持ち、小説を読み始めたミーハーですが、ハートフルで読みやすい作品が多くてとても好きな作家のひとりです。
「とんび」は、過去2回、NHKと民放でドラマ化されていますが、映画化は今回が初です。
作品の舞台は架空の都市「広島県備後市」ですが、ロケ地は主に岡山県で、倉敷市や笠岡市、浅口市の金光町など、広島県東部住みの私にはなじんだ風景が多く出てきます。
使われている言葉は私の苦手な「備後弁」なんですが、役者さん達が備後弁のネイティブではないというのもあって割と耳障りはなく聞くことができました。
語尾の「~なぁ」が連発されてなかったというのもありますが…。
内容ですが、ひとことで言えば重松さんの得意なベタな人情物語です。
原作では昭和から平成にかけてのお話で、映画では令和のオリジナルが加わっています。
しかし全編通じて、ザ・昭和な雰囲気が漂っていました。
不器用で頑固な昭和のオヤジと、お節介なほどの周辺のつながり、それでいて全然古臭さを感じず、とてもすがすがしく優しい気持ちになれる作品だったと思います。
そしてキャスティングがすごく豪華で、皆さんうますぎます。
阿部寛さんも北村匠海さんも口数はそこまで多くないけど、目力がすごいので圧倒されました。
女優では薬師丸ひろ子さんの演技が素晴らしかったと思います。
とにかく、いろいろ、観て損はない映画でした。
親子の物語に、終始感動してウルウルしていたんですが…。
シングルファーザーだった父ちゃんを喪ったばかりの私、恥ずかしながらウルウル倍増だったんじゃないかと。
と思ったら、近くに座っていた単独の中年男性が、それ以上の号泣をしておりまして。
どんな人にも感動を訴えかける、すごくいい作品ですね。
シネコンの階から、ひとつ下の階にある書店にちょっと寄ったんですが、先ほどの中年男性が原作本を買っていたのを見ました。
わかるわ、それ。
家でしっかり感動新たに味わってほしいと思いました。
私もそうするから。
このデジログへのコメント
良い映画で何よりでした。
> ベソさん
ここ最近、ハズレにもいくつか遭遇したので、当たると嬉しいですね!
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