- 名前
- りり
- 性別
- ♀
- 年齢
- 58歳
- 住所
- 広島
- 自己紹介
- お友達はたくさん欲しいけどH目的は一切ありません!友情を育める方を募集中です。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
思ったよりも神聖な儀式だった
2022年03月10日 02:44
野球観戦翌日の3月7日。
この日は弟と2人で、以前から決めていたことを実行しました。
我々の父ちゃんは、高卒後すぐに因島にある造船所に入社して、船の設計士として定年まで約40年間つとめあげました。
だから、特に遺言などはなかったけど、お骨の一部は海に散骨しようということになりました。
もちろん大半の骨は納骨式の際にお墓に入り、母のお骨と共に眠っています。
ただ、火葬場で故人の骨を拾ったことのある人はわかると思いますが、骨壺に入りきらない分の骨は火葬場の肥料となるため、全部の骨がお墓に入るわけではありません。
どうせ全部ではないなら、せっかくだから一部だけでも、かつての生業の場所に連れて行こうじゃないか、と。
海や山に散骨する人は増えており、骨を粉砕する専用の業者もありますが、業者は主に全部の骨を散骨する前提で仕事をするので、一部だけお願いすることは難しいです。
それで弟と2人がかりで、一握りくらいの骨を自力で粉砕することにしました。
法的には問題ないですが、年配の親族が倫理的な問題で反対してくるのもイヤなので、親族には内緒です。
骨はあらかじめ少し取り出して、粉砕しやすいように、数日前から皿の上で乾燥させておきました。
親の骨を粉々にする作業は最初は抵抗がありましたが、すり鉢とビニール袋を駆使して頑張り、小瓶に入る程度の粉状の骨ができあがりました。
粉砕は2ミリ以下のサイズにしなければ、万が一第三者に発見された場合、死体遺棄などの事件性を疑われるため、結構力を入れて砕きましたが…もしかしたら3ミリくらいのもあったかも(汗)。
また、海に流す際、手を合わせるなどのポーズをすると、いかにも散骨している様子がバレバレになりこれも事件性を疑われるため、心の中で供養しなければなりません。
散骨方法をググったらいろいろ出てきたので助かりました…そんなに特殊なことではないみたいですね。
骨を持って、勤務先だった造船所近くに行き、さすがに会社内に入るわけにはいかないので、造船風景がよく見える場所でなおかつ人がいない場所に行き、弟と散骨しました。
小さな花束と、ビールも一緒に。
幼い頃、父ちゃんが作ったたくさんの船の進水式に連れてきてもらったことを思い出しながら、ゆっくりと供養しました。
海に少しずつ落ちていく父ちゃんの骨は、白くてキラキラしてとてもきれいでした。
これで、お墓参りに行けなかったり、もし将来的に墓じまいをしたりしても、海に向かって手を合わせることができます。
私も弟も結婚はしているけど子供はいないので、この先の墓の管理などで心配事は少なからずありますが、とりあえず海に行けば父ちゃんには会える…まあ気分的なものが大きいかもしれないけど、多分海洋散骨したことに対し父ちゃんは文句言ってないはず(汗)。
親族とやった百箇日法要と納骨式、弟と2人でやった海洋散骨式、どちらもなんとか終わりました。
終わったら打ち上げです!
滞在中に弟が絶対食べたいと言っていたもののうちのひとつ、いんおこを食べに行きました。
写真は豚玉イカ天入りのいんおこです!
奇しくもこの日はまん防が明けた日、弟はビールも注文してました…昼なのに。
このデジログへのコメント
お疲れ様でした。良いことをなさいました。弟さんとご一緒だったことで、父上もきっとお喜びでしょう。いんおこは因島のお好み焼き?
> ベソさん
良いことと言っていただけると安心します。
親の骨を砕くのはものすごい背徳感があったので…。
いんおこは因島のお好み焼きで、そばではなくうどんが入ってるのが特徴です。
コメントを書く