今の子らは～世紀末とかの話。

前回は。
汗の蒸気がどうとか言いましたけど。
振り返ってみれば今年の２月は、暖かい日が多かったと思います。

テレビでは。
ここ数年、雪が少なくて難儀してたスキー場が、今年は雪がたっぷり
だった（そこにコロナですが）、なんて話も聞きましたが。その反面、
天気予報では「明日は３月中旬の陽気です」や「４月並の気温です」と
言われてる日が結構あったと思います。

で。
思い起こせば私の大学時代、９４年～９６年ごろは、毎年のように
異常気象でした。冷夏で暖冬で、米不足でタイ米で。
漫画もオカルト分野が結構流行ってましたし、やはりあれは
「世紀末」だったんだなぁと……

ん？
そういえば今の子らは、生まれた時にはもう新世紀。
いや、今の子らに「新」という認識はありません。「現」です。

つまり。
私らは、北斗の拳やノストラダムスなどの影響もあり、
なんか凄い風景を見た時に「おお、世紀末じゃのう」なんて思ったりしますが。
今の子らは、その感覚がゼロ。そもそも「世紀末」という単語自体、
頭の中に全く無いでしょう。

他にも。
私らは、パーマンやオバＱやハットリ君、怪物くんなどを知ってますが。
そういったアニメ、今、全く放送してませんよね。もちろん漫画も絵本もない。
となると今の子らは、「藤子不二雄」といえば「ドラえもん」というたった一本の
大ヒット作を描いただけの人、デカいとはいえ一発屋、という認識かっっ？

ううむ。
こういうジェネレーションギャップ、これからもまだまだいろいろ、
出て来るんでしょうなあ。

少なくとも。
令和生まれの高校生にとっては、平成なんてのは生まれる前の遠い昔。

「平成時代には、こんなことしてたんだって」
「うわあ、昔の珍常識だねえ」
「平成時代には、〇〇も××もなかったんだって」
「そんな不便な生活、俺にはとても耐えられんわ」

なんて言葉が、平成生まれに投げかけられるわけです。
そしてそれに対して、平成生まれのおっさんたちが、

「平成時代には、確かに〇〇も××もなかったけど、
それで充分便利だった！　不便だなんて思わなかった！」

と力説して、理解されず、のたうち回る。

ふふふふ。
思い知れ、我らが味わってきたアレコレを。