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カリートの道
2005年10月26日 21:27
「借りは返す それがおれって男だ どう言われようと 変えられない」
「I owe him That’s who I am.
That what I am right or wrong.
I can’t change that」
カリート(アル・パチーノ)自身の中にある「ルール」を象徴するセリフだと思います。
この作品は私のアル映画ベスト3に入ります!
っていうかナンバー1は決められないんだけれどね!(笑)
出所してギャングから足を洗って、堅気に戻ろうとした男のお話です
日本の任侠映画にもありそうな筋書きです
(^^;
ラストから、オープニングが始まります
撃たれて、重症を負って、病院に運ばれる途中での回想が物語になります
こう言う回想をメインにした物語だと、主人公の生い立ちやなんかが語られてもいいと思いますが、アルが主演だと、その必要がないんですよねぇ!!
かもし出す雰囲気で、「背中」で、全て語れる俳優だから!
カリートは出所してから、お金を貯めて、以前からの恋人ゲイルと遠い場所でレンタカー屋を営む事を夢見、クラブを、友人の弁護士(ショーン・ペン)から譲り受け経営していきます
要は片足、ギャングの世界に突っ込んでいるようなモノです
彼は出所してから、堅気に戻りたいって気持ちから、今までの彼の中のルールを崩さるおえなくなってくるんです
「崩す」と言うよりか「守り」に入らざるおえなくなるって感じですかね
それを象徴しているのが
「殺しはもうしない」
って事
でも、自分自身の「勘」だけでなく「考え」を信じて「現実」を見て行動していく事だけは崩さずやっていっている
目の前で喋っているヤツの話が本当に真実なのか、必ず自分で真実を確かめるように・・・
しかし、最後は「勘」だけで行動してしまったせいで撃たれてしまいます
悲しいかな、「殺しはしない」って決めたルールも仇になって・・・
ラスト、私は毎回泣いてしまうし、余韻がずっと残るけれど、それは私の場合、恋人のゲイルを思ってなんです!
チャーリー(カリートの事をゲイルはこう呼んでいたから)よりも一回り位若いゲイルはプロのダンサーを目指し、日々練習を続け、オーディションを受け、夜はストリップでお金を作って暮らしています
出所したチャーリーは突然ゲイルの前に現れ、堅気に戻るから、やり直して欲しいと言うんです
やがて、お金がたまったら一緒に自分の人生について来て欲しいと言われ、戸惑います
そりゃそうです!
彼女も夢を持って生きているのに、突然現れて、片足ギャングの世界から抜けきれていない男を、いくら好きでも、夢は簡単には捨てられない!
戸惑うのは当然です!
でも、ある事をきっかけについて行くと決心するんです
夢を諦めて・・・
これが、どれくらいの迷いだったかは、この作品では語られていないけれど、相当決心するのに勇気がいったハズ!!
人生においての決断は男も女も平等の苦しみだと私は思っているから
ラスト、チャーリーと新しい人生を出発する電車に乗る寸前で二人の全てが終わってしまうのです
泣きながら、運ばれるチャーリーに寄り添うゲイルの
「行かないで・・・わたしをひとりにしないで」
のセリフがゲイルの人生の決断を思うと、泣けて、泣けて仕方ありません
チャーリーは、ホントにステキな人です
自分にルールをしっかり持って生きている
心からゲイルを愛している
だから、本当だったら、私はチャーリーを許せないけれど、うらめない(^^)
女をそう言う気持ちにさせる男は数知れないです
チャーリーは女から観てもステキな人だけれど、男性から観ても魅力を感じられると思います
是非、これからアルの「ヴェニスの商人」が公開され、観に行かれる方は「カリートの道」観てみて下さい
(*^^*)
最後に、私、この作品で一番好きなシーンが、チャーリーがゲイルの部屋のチェーンを破って彼女を抱きしめるシーンです
毎回ボーっと微笑みながら観入ってしまいます
男をあんな気持ちにさせる女も魅力的です
(*^^*)
このデジログへのコメント
アルさんは72のGF~75の狼たち、その後飛びすぎて02のインソムニアなんですぅ。今度見てみよっと☆
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