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エンジニアのプライド
2020年11月20日 22:29
どんな分野であれ、何かを設計する事を仕事としている者にとって、世界最高の設計をしたい。というのはある意味当然の気持ちなんだと思います。
そんな自分も、同じ様な気持ちを持って、時間を忘れて仕事をしていた時期がありました。
とある日、同僚のエンジニアが、上司に食ってかかるハプニングがあったんです。
「私は世界で一番良い製品を作りたいんです。今の出来では納得出来ないんです。だから、後1か月の時間と開発費を下さい。」
と、その彼の上司は、
「君の言う世界一とはなんだ? 設計の期間を長くしたら、良いものが作れたとしても、その分君が作る製品を使える患者さんが減るんじゃ無いのか?
それは、助けられる患者さんを助けられなくなるという事じゃ無いのか?
「でも、、、その分良いのもを作りますから、、。開発費も増やしてください」
「開発費を増やしたら結果的に製品が高くなるよな。そしたらその製品を買えない人が出て来るんじゃ無いのか?
君は君の自己満足の為に、世界一なんて言葉を使っているんじゃ無いのか?
世界一の製品とは、エンジニアの夢を満たした製品ではなく、安くて早く世の中の為に貢献できる製品を言うんだ。
同じ性能なら、安く、早く作ることこそが、エンジニアのプライドなんじゃ無いのか?」
この言葉は、自分のエンジニア人生を変えた言葉でした。
自己満足はプライドでは無くて、単なる見栄でしか無い。
出来るだけ早く社会に貢献することこそ、エンジニアが目指す姿である。
という事です。
毎年この時期、ノーベル賞が発表されますね。
世界に貢献した人に与えられる、世界で最も尊敬される賞です。
しかし、その賞を授けるノーベル財団は、ダイナマイトを開発したスエーデンのアルフレッド・ノーベルの遺産により設立されました。
戦争で使われるダイナマイトで、多くの人が亡くなったという事実もあり、とても複雑な気持ちになります。
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