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初雪のふる日

2022年12月03日 21:26

秋が深まり、やがて冬がやってきました。

各地から初雪の便りがあり、本格的な冬が始まる季節に思い出すことがあります。

思い出すのは小学校の課題で、『初雪のふる日』という童話があってその物語の内容なんです。

今思えばこの話は誰にでも当てはまる事であって、とても意味深い話なんです。

あらすじだけ言うと、
ある女の子が庭から続くケンケンの丸い輪を見つけます。
片足、片足、両足、片足、、、
その輪はずっと遠くの山まで続いていて、その輪に足を入れた途端、体が加速する様にケンケンの丸い輪を進んで行ってしまいます。
そしてやがて空が暗くなり、雪まで降って来ました。
女の子が後ろをふりかえると、沢山の白うさぎ女の子の後を追う様について来ています。

その時、女の子が思い出したのはおばあちゃんの話。
雪の降る日に白うさぎの列に巻き込まれたらもう家には帰って来れないという話です。

そして過去に1人だけ帰ってこれた子がいて、その子はその時、『よもぎ、よもぎ、春のよもぎ』というおまじないを唱えた。という事でした。

それを思い出した女の子は、そのおまじないを唱えました。

気がつくと、空は明るくなって、雪も止み、春の穏やかな青空が広がっていた。

という話です。

この話、何か気が付きませんか?

そう、ケンケンをした女の子は会社の社長で、白うさぎは社員です。
もし選択した事が間違いであっても、それはどんどんと肥大化して、加速していきます。
そして、取り返しがつかなくなるのです。

そういう状態になった際に、自分の後ろを見て、おまじないを唱える勇気が必要だと言う事を教えてくれます。

蛇足ですが、初めにおまじないを唱えた女の子はおばあちゃんだったのは言うまでもありません。

皆さん、
時々後ろを見てみましょう。
そしておまじないを唱えましょうね(笑)

手遅れになる前に。

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