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趣味は読書、極私的労働者の読書

2020年08月02日 04:38

読書に関する本を読むのも好きだ。
今から思えば詐欺師だったのだが、「ふるほん文庫屋さん」という文庫専門の古本屋を立ち上げた谷口雅男という人の本を読んで、三年間一日一冊文庫本を読破したという記述に、一般人でも、やる気になれば一日一冊は可能なのだと、浅はかにも思わされてしまった。
6、7年前の休日、松本清張の「小説帝銀事件」という本を朝から読み始め、一日で読み終わった。
読書好きの僕でさえ、一日で一冊読んだのは、その時くらい。
だから、最近では、他人がエッセイ読書論で一日二冊も三冊も読むようなことを書いていると、眉唾だなと思ってしまう。
僕はだいたい、1分で文庫本1ページくらいの読書スピード
もちろん、活字の密度にもよるけれど、このくらいだと思う。
仕事のある日は、通勤、帰宅の電車とその待ち時間しか本を読まないので、片道20分プラスαだから、50ページ読めば多い方。
休日も家では読まないので、電車に乗る外出か、喫茶店ファストフードで、食事などをした時に読むくらい。
年もとって来たし、残された時間は楽観出来ないので、これを見直して、家でも本を読もうと思う。
仕事のある日、朝は無理だから、やはり帰宅後に、一時間。
休日に、終日読書は理想だが、現実離れしているので、最低三時間。
単純に計算すると、仕事に行く日に110ページ、休日に180ページ、一週間で、550+360だから、910ページ、一ヶ月に3860ページ以上。
文庫本一冊300ページとして、月に12冊くらい、年に144冊になる。
僕の会社は、今、定年が62歳、その後嘱託で二年働ける。
定年まで、864冊。
仕事を辞めて、年金で暮らして、80歳まで達者で読めたとして、6132冊。
6996冊がこれから読める本の、概算。
死ぬまでに、約7000冊である。
全部仮定の話ではあるが、この数字は僕には案外大きく思えるが、どうだろうか。
眠れないので、全くくだらないことを考えて、暇をつぶしてしまった。

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