趣味は読書、図書館その他

昨日、渡哲也の訃報を知ったので、本来書こうと思ったことが、書けなかった。
僕は、このお盆期間中、金、土、日の三連休。
近年では、珍しい。
昨日、一日家にいるつもりだったが、昼食を食べてから、ふと思いついて、図書館へ行くことにした。
緊急事態宣言で自粛している頃、暇なので、一駅先の図書館まで出向いたら、閉館していた。
それから、ずっと訪れなかったが、昨日不意に思いついたのだ。
炎天下の昼下がり、マスクをして電車に乗り、出かけた。
その図書館は、さほど大きくなく、蔵書もいわゆる中央図書館に比べたら少ないのだが、家から一番近いのが、利点だ。
夏休みなので、子供で溢れているかと思ったら、本当に空いている。
滞在時間を一時間以内にして欲しいとの、張り紙があった。
現代日本文学の単行本と文庫本の棚、外国文学の文庫本の棚、それから、文芸評論や読書論の棚。
間に何度か検索機も、使ったが大した収穫もなく、結局、岡野宏文と豊崎由美という人の、読書ガイドのような単行本を借りた。　
同じ棚に、都筑道夫の「読ホリデイ」という二巻本の読書録があり、借りようと、思ったが、これは手に入れたいと思って、借りなかった。
大して大きな図書館ではないが、現実にある本の多さには、圧倒される。
趣味は読書などと言っても、湖の中の一滴の水に過ぎないのではないかと、思ってしまう。
反面、これだけ多いのだから、全てを読むのは無理なのだから、逆に自分の好きな方向で読めば良いのだとも思う。

図書館から帰って、少し昼寝したせいで、夜が眠れず、スマホで映画の「ジョーカー」を見た。
ロバート・デ・ニーロが出ているせいか、「タクシードライバー」を彷彿させるように感じた。
バットマンシリーズは、ティム・バートンのもの、クリストファー・ノーランのものを全て見て、レゴバットマンも見たが、これは毛色が違う。
映画の中でのリアリティというものを、少し考えた。
これは、小説の中でも言えることだろう。