ローマ字の話、つづき。

私ぁですね。
いつも、ここの文章に限らず、メールだろうが小説だろうが、
全てカナ入力でやっております。ローマ字入力ではなく。

ですが！
世の中、なぜゆえにか圧倒的絶望的に、これは少数派！
なーぜーだー！

だもんで。
例えば職場で、１台のＰＣを複数人で使ったりする場合にですね。
私の使用後、そのＰＣを他の人が使おうとすると、

「あっ！　けーさん、また使いっ放しにしてる！　
　ちゃんと、使用後は元に戻しといてって言ったでしょ！」

なんてことに。
そりゃまあね、その場のルールなら仕方なく従いますけどね。
私はいつもいつも、ローマ字入力モードになってるものを、
面倒だなぁと思いながらカナ入力モードに切り替えて、
使用後はまたローマ字入力モードに……

どーして！
ワターシ、ニポンジン、アルヨ！
ホワイ、アルファベット、ユーズ、強制？（←英訳できない）

そもそも。
「か」→「ＫＡ」
「かわ」→「ＫＡＷＡ」
ズバリ、明白に、２倍ではないですか。文字数が。

つまり。
かな入力モードなら、１００回キーを叩けばいいところ、
ローマ字入力モードだと、２００回叩かねばなりません。
増えれば増えるほど、その差は広がっていきます。
五千回に対して一万回ですよ。何という無駄な手間。

キーのタッチ技術習得にあたり。
アルファベットの方が数が少ない？　で、場所を覚え易い？
それがどーしたと。こんなもん、毎日やってりゃすぐ慣れますよ。
私だって最初の最初は、キーボードを使うにしても
人差し指だけで一つ一つ、押してました。

それが今や。　
両手の指をフルに駆使してます。ピアノと同じですな。
練習次第です。

……そーいえば。
最近は、みんなスマホばかりになってるから、
キーボードを叩かなくなってるとか。とはいえ、職場では
やはり必要ですから、

「中年の先輩にＰＣの使い方を教わる若い新入社員」

という、ちょいと昔には考えられない事態が起こってるとか。
つくづく、世の中何がどうなるかわからんもんです。


☆☆まめちしき☆☆

昔々。
パソコンのゲームでは、コマンド選択というものがなく、
何をするにも一文字一文字、入力しなくてはなりませんでした。

つまり。
「じゅもん」を選んで、その次に出てくる一覧から
使いたい呪文を選ぶ、なんてことはできないわけです。
魔法の呪文を、一文字一文字、です。まるで本当に唱えているかのように。

ほんで。
ドラゴンクエストのご先祖様に、
アメリカ産の「ウィザードリィ」というゲームがあるのですが。

当然。
このゲームでも、そういう仕様です。アメリカのゲームですから、
もちろん全て英語です。アルファベット入力です。
日本語翻訳版が出たのはずっと後なので、昔は日本人が日本で遊ぶにしても、
アルファベット入力が当たり前でした。

そこで。
このゲームの制作スタッフは意識して、英文における
「アルファベット２６文字の中での、頻出文字」
をできる限り多用して、呪文を作ったそうです。

つまり。
「ウィザードリィ」に熱中して、魔法の呪文を何度も何度も
入力していれば、それが自動的に、効果的なタイピングの練習に
なっていく、という。

昔の人は偉かった。