- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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余韻で乾杯
2019年10月15日 22:25
ラグビーワールドカップ・日本対スコットランド戦
リアルタイムで、遠くイギリスから
じっくり最初から最後まで観てました
いえいえ、にわかファンじゃないんですよ
小さい頃に、おばあちゃん家でスクールウォーズの再放送を観て以来
私は大のラグビー好き
屈強な男たちが、ひとつのボールを奪い合って敵陣に突入するところなんて
最高にエキサイトするじゃないですか
で、娘たちと夜更かしして
しっかり日本代表を応援してました
案の定、娘たちは朝になかなか起きられず
それでも「ラグビー観戦していい代わりに、大学を休むの禁止」なので
眠そうにしながらも、しっかり登校
私も眠いのは同じですが
甘えてられないのが、社会人というもの
眠いから休みますが通用するのであれば、そんな社会は怖い
一日の労働をしっかり終え
おうちに戻ってのんびり、と思いきや
スチュワード「お嬢様、農場の労働者たちがパブに集合しておると連絡が入りました。
ラグビーの日本の勝利を、どうしてもお嬢様と共にお祝いしたいそうでございます。いかがなさいますか?」
・・・
そ、そりゃ
出席しないわけには・・・いかんだろ
早く寝たい、とか言えない
いやいや、お祝いをしてくれる気持ちは、大切にしないといけないよ
というわけで、お仕事のあとに娘たちを連れてパブへ
パブではマスターが笑顔で迎え入れ
マスター「お嬢様!!おめでとうございます!日本のサムライたちがスコットランドのクソ野郎どもに快勝しましたね!!!」
と、超ゴキゲン
マスター「さあさあ、どうぞお嬢様方(娘たち)もおはいりください。おい、お前ら(他のお客さんに向かって)!!領主様(私たちの事)がいらしたんだ。ここから先は、私の店で喧嘩したり汚い言葉を吐くようだったら追い出すからな!!わかったか!?」
と、けん制
いやいや、他のお客さんもみんな同じ農場や工場の人ばかりだから
それはないよ
そして、大きなモニターでラグビーの試合を再生させ
マスター「さあ、みんな!!お嬢様率いる(率いてはいない)日本のサムライたちが、クソッたれのスコットランドに圧勝したぞ!!お嬢様の采配力(采配してない)と慈悲深さに屈したスコットランドを弔って、乾杯を捧げよう!!(ものすごい皮肉)」
お客さん一同「カンパ~イ!!!」
で、グラスを掲げ思い思いにお酒を口へ
で、私はと言うと
民衆と同じグラスで同じお酒を飲んではいけないルールがあるので
(服毒などの恐れがあるため、グラスは一目でわかるもの&飲まないときはスチュワードが
私のグラスをずっと持っている決まり)
自前で持ってきたワイン&子どもたちはジュースをマスターに渡し
注いでもらって一緒に乾杯
(細かい決まりがあれこれあるのですが、大まかに言うと
マスターが誰にもビン自体すら触らせないのが決まりです)
元々、おじいちゃんの影響なのかあるいは歴史的なものが強いのか
おじいちゃんのとこの領民(正しくはおじいちゃんの運営、経営する農場や商店などで働く人々)は
ブリテン(イングランド)以外が大嫌いな人が大多数です
なので、今回の試合開始前から
マスターのお店では「スコットランドを応援したい奴はよその店へ行け!!うちの店は日本を応援するんだ!!」と譲らなかったそうです
ま、ここのマスター
私の大ファン&イチゴ教の信者なのでね
マスター、少々気難しい人で
最初の頃は「どうせジョン卿に取り入った卑怯な女だろう?ジョン卿には恩義があるが、
ぽっと出のアジア人になんか忠誠を誓ってたまるか!私はジョン卿のいけ好かない娘(実子)にも
屈しなかった男だ」っていう自負があったそうなんですけどね
そんなの知らない私が、持ち前のお気楽さと
たまたまお買い物中に困ってたおばあさんをちょっと助けたら
たまたま、ここのマスターの叔母さんだったみたいでね
それ以来、ものっすごく私に忠義心バリバリなんですよ
流れとしては
マスターの叔母さん、お買い物へ行く
↓
ちょっと買い過ぎたので、荷物が多くなる
↓
ベンチで休憩しようとする
↓
座りそこなって転倒
↓
たまたま私たちが通りかかる
↓
おばあさん(マスターの叔母さん)を介抱して、おうちまで送る
↓
めでたしめでたし
これが私サイドの見解
で、マスターの見解が
おい、お前のとこの叔母さんがベンチで転んだみたいだぞ!と連絡を受ける
↓
すぐさま駆けつける
↓
叔母さんに親切にしてるイチゴを発見
↓
「お嬢様がナンボのもんだ!!」と公言してたため、出るに出られない
↓
イチゴが無事、おうちに叔母さんを送ったあとすぐに叔母さんの元へ駆けつける
↓
「とても親切なお嬢様だった」と叔母さんイチゴをベタ褒め
↓
「私は素直にお嬢様を認められない」と叔母さんに吐露
↓
叔母さんに杖で叩かれ「あんなに親切なお嬢様に忠誠を誓わないなら、金輪際お前とは叔母と甥の縁を切る!」と脅迫される
↓
観念する
↓
次に会った時に、今までの非礼を詫びる
↓
イチゴお嬢様、「何のことかわからない」と答える
↓
”何て心の大きな、慈愛に満ちたお嬢様なんだ!私はこの人を少しでもゲスだと勘ぐった自分が(*ノωノ)”と大反省する
↓
その場で永遠の忠誠を誓う
っていう流れです
いえ、私からすれば
どう思われてたかなんて知る由もないし
いきなり大柄のおじさんが
マスター「お嬢様のお人柄を誤解してました。私は自分が恥ずかしい。あなた様に永遠の忠誠を誓います」
っていきなり跪きながら言われたら
”な、何!?何がどうなって今何が起きてるの”
ってなるのが普通なんじゃないかと
そもそも、向こうは私を知っていても
私は何百人もの顔やら名前やら短期間で覚えられるわけもなく
目の前で倒れた人がいたから、手伝っただけなわけでして
「マスターの叔母さんだから助けてあげよう!!」とか、思ってもないわけですよ
叔母さんだったことも知らなかったし
でも、人さまが見てなくても
人助けが誰かしらの心を打つっていうのは、いいもんですねぇ
そんなマスターなので、無条件でイチゴ贔屓です
ま、いつもの自分を評価してもらえるのは
嬉しいものですね
自分の立場に胡坐をかかず
これからも私らしく頑張るぞ
このデジログへのコメント
とりあえず
日本が買ってベスト8に進めて良かったです
本当いい試合でした。台風過ぎて、かなり、勇気付けられたと思います。
何事も日頃の行いが大事ですね!
そんな善き行いで、英国に絶大な日本贔屓の方々を作ってくれて有難う!
それにしてもパブで使うグラスと飲み物の管理の慣習は凄い! この現代になっても。
勉強になりました!
おはようございます。いつもながらの痛快なお話、通勤途中でしたが楽しく読ませていただきました。異国の地でも全く自分らしく生きているイチゴちゃんを誇らしく思います。
ありがとう!
こんにちは。
イギリスで活躍されていたのですね
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